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2013年8月25日 (日)

キャンプ場でガス爆発

伊豆半島西海岸、静岡県沼津市にあるキャンプ場でガスコンロによる爆発事故がありました。マスコミがそれぞれ伝える内容に微妙な食い違いがあるので現時点では事実関係が不明確ですが、以下の状況と推測されます。

テント内で爆発とされていますが、現場写真からは就寝用ではなくリビング用のテントで爆発が起きたようです。また、コンロの様式も器具に押し付けて使用するカセット式、バーナー部分にねじ込んで使用するカートリッジ式と報道によってまちまちですが、中日新聞がねじ込み式のボンベと書いていることや被害者が使用していたキャンプ用品からしてカートリッジ式のコンロと見て間違いないようです。
この手のガスコンロのメーカーは多数ありますが、一般的にはマイクロアジャスト機構が取り入れられ、燃焼つまみを少し回してもガスが出ない仕組みとなっています。本来は微妙な火力調整のためのものですが、わずかにつまみがゆるむ程度ではガスが出ないので安全度が高くなります。メーカーによってガスの噴出量の調整範囲が違うので一概には言えませんが、マイクロアジャスト機構が無い器具ではつまみを回すと直ぐにガスが出て来ますので消火時に完全に閉まっていないとガスが漏れる可能性があります。

推測ですが、就寝用と炊事用と別々のテントを使っていたために、夜間の内にガスが漏れていたことに気付かず(ガスには漏えい検知用に独特の臭いが付いています)点火しようとして爆発したものと思われます。テント生地は軽量化のために化学繊維が用いられているため、大変燃え易く、燃えた熱で繊維が溶け出してしまいます。心あるメーカーでは防炎加工をしたりして、炎が生地に燃えにくくしていますが、コスト高となるのでこのテントでは使われていなかったものと思われます。
爆発によって発生した火柱によってテント生地に着火し、高温で溶けた生地が頭上から被害者に付着し、上半身を中心に皮膚が露出した部分に火傷をおってしまったのではないでしょうか。

この種の事故を防ぐ為には以下のことが重要だと思います。

①ガス器具を使用する際は一度燃焼つまみが閉まっていることを確認してから着火する。 カートリッジ交換の際もコックが開いていると即ガス漏れが発生するので、必ず閉まっていることを確認してから行う。

②ガスの臭いがしたら、十分換気できるまで火を使わない。

③テントはできるだけ防炎加工したものを使用する。

④万一テントに火が付いたら下を向いて頭部や顔面を手で覆う。(より重要な部位の保護を優先する)  

先日も福知山市でガソリンによる引火事故がありましたが、身近にある器具の安全性について日頃から考えておくことが必要だと思います。     

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