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2014年1月26日 (日)

日英が空対空ミサイルを共同開発

今朝の中日新聞によれば、防衛省は英国とF-35に搭載する空対空ミサイルを共同開発する方向で検討に入ったと報じられました。(元記事は共同通信の配信記事のようです。)英国はF-35の共同開発国であり、我が国もF-4戦闘機の後継にF-35の導入を決めています。F-35はステルス機で、ミサイルなどの兵装は機体内部のウェポンベイと呼ばれる空間に搭載されます。相手に気付かれる前に発射して撃墜することができる中距離空対空ミサイルは米国の「AIM-120アムラーム」が搭載可能とされています。

しかし、英国も我が国もそれぞれ独自の空対空ミサイル「ミーティア」、「AAM-4」を保有しており、補給を考えれば現有の装備を生かすことが望ましいと考えられます。また、性能的にAIM-120 の射程が約48Kmとされているのに対しミーティアとAAM-4が100Km前後と見劣りするものになっています。ただし、AAM-4は対巡航ミサイル対策として弾頭の炸薬量を多くしていることから直径が20.3cmとAIM-120の18cmよりも太く、F-35に搭載するには機体側かミサイル側のどちらかに手直しが必要とも言われています。

対空、対艦ミサイルとも旧ソ連が開発したラムジェットエンジンを搭載したものが米国製よりも高速で、長射程となっています。英国と我が国は島国であると言う地理的条件が似ており、装備に対する要求に共通するところが見られます。
我が国はF-4の後継機として48機のF-35の導入が決定し、更にF-15の初期型であるPre-MSIP(能力向上未実施)機の約100機も他に候補機がないことから事実上決定していることから、新たなミサイルを英国との共同開発で開発しようとしたものと思われます。

具体的なことはまだ何も判っていませんが、各国とも財政の問題から国防費の効率的な支出が求められており、開発費が半減でき、更に相手国の技術の導入を図ることができる共同開発は双方にとってメリットが大きいものと思われます。

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F-2戦闘機に搭載されたAAM-4国産の赤外線ホーミングミサイルのAAM-3です。AAM-4はレーダーホーミングなので、先端部分はとがっていますが、こちらは赤外線シーカーを搭載しているため先端部分が丸みを帯びています。

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コメント

これはAAM-3です。
こういうものは、よく確認してください。

投稿: BL17 | 2014年1月27日 (月) 12時56分

BL17さん、コメントありがとうございます。

>これはAAM-3です。

私の勘違いで、ご指摘の通りです。早速記事を訂正

致します。

投稿: 雨辰 | 2014年1月28日 (火) 23時16分

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