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2014年7月23日 (水)

マレーシア機、ロシア反論

マレーシア機撃墜事件の犠牲者の遺体がひとまずウクライナのハリコフに到着、空路オランダに向かうことになるようです。遺体の収容は最優先で行われるべきでしたが、ここまで時間がかかったことについて親ロシア派の責任は重大です。

さて昨日になって今回の撃墜事件についてロシア国防相が反論を発表しました。論旨は以下の2点です。
① ウクライナ軍のSu-25攻撃機がマレーシア機に接近したレーダー映像がある。Su-25の攻撃によって撃墜された可能性がある。

② ウクライナ軍のブーク地対空ミサイルが撃墜地点近くに展開していた衛星写真があり、ウクライナ軍による攻撃が可能だった。

ところがロシアの反論は次の点で説得力がありません。まず航空機による攻撃のなのか、ミサイルによるものかが絞られておらず、単なる想像の域を出ていません。そして以下の点が致命的です。

① Su-25攻撃機は低空での地上攻撃に特化した機体で、実用上昇高度が7000mと低く10000mを飛行するマレーシア機を攻撃することは能力的に困難です。

② 親ロシア派武装勢力は航空機を保有しておらず、ウクライナ軍が高空を飛行する航空機を攻撃する動機がありません。逆に武装勢力は最近になって高空を飛行するウクライナの軍用機を撃墜しており、そのことを対外的にも誇示していた。

以上を考えると武装勢力のウクライナ軍の輸送機を狙った誤認攻撃としか考えられず、ロシアの立場を好転させるものとはなり得ません。

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