« 韓国の嫌がらせ | トップページ | 家康における静岡と浜松 »

2014年7月13日 (日)

TBS報道特集でATD-Xを特集

現在ステルス戦闘機を実戦配備しているのはF-22を擁する米国空軍だけですが、米国に待ったをかけるべくロシア・中国も開発にしのぎを削っています。中でもロシアのPAKFA、T-50は2010年の初飛行以来各種の試験を繰り返し、兵器を搭載した状態で2機編隊の飛行にも成功しています。今年の6月にはエンジンから出火するトラブルが発生していますが、ロシアのエンジン技術には定評があり、2016年の配備開始には大きな影響はないものと思われます。機体とエンジン開発の時期が一致しないことは仏国のラファールの開発でも起きており、仏国は米国製のエンジンを搭載して開発のスケジュールが遅れない措置を取りました。

我が国は老朽化したF-4戦闘機の更新用としてステルス機のF-22を購入しようとしていましたが、機密保持を理由に米議会はによって我が国への販売は禁止されてしまいました。このため、現在国際共同開発が行われているステルス機F-35Aを導入することになりましたが、機体の特性は必ずも自衛隊が希望するものとはなっていません。このため、主力となっているF-15の更新用として国産ステルス戦闘機の開発を目指しており、ATD-Xはそのための技術実証機に位置付けられています。

ATD-Xは、これまで仏国での電波暗室での測定を行った際の機体写真が公開されていましたが、高度な飛行性能を実現するための推力変更パドルなどは模型であっても正面からは写らないような配慮がされていました。番組では映像が一部映像に加工がされているものの、これまで公開されなかった細部の部分までかなりの部分が含まれており、それなりに価値のある内容となっていました。ATD-Xはあくまでも実証機のため、搭載するエンジンも推力が5tほどしかなく、新型機開発のためには3倍ほどの推力を持ったエンジンの開発が不可欠となり、ハードルはかなり高くなってきます。

番組」キャスターの金平氏はまるで新型戦闘機を開発しているかのようなコメントをしていましたが、国産戦闘機の開発は正式には決定していません。今後ATD-Xの試験飛行の評価を経て最終的に決定される見込みですが、日の丸ステルス戦闘機の誕生を期待したいと思います。

|

« 韓国の嫌がらせ | トップページ | 家康における静岡と浜松 »

コメント

番組映像では降着装置にモザイクがかけられていましたが、更新された技本のHPでは解像度が低いものの元画像のまま掲載されています。果たして何が機密なのか?です。

投稿: 雨辰 | 2014年7月13日 (日) 09時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: TBS報道特集でATD-Xを特集:

« 韓国の嫌がらせ | トップページ | 家康における静岡と浜松 »