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2014年9月14日 (日)

浜松城発掘風景

浜松市が9月1日から10月31日までの期限で浜松城公園の発掘調査を行っていますので、その様子を見に行ってきました。

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調査の範囲は浜松城天守曲輪(くるわ)、及び本丸南側の区域、かつての清水曲輪の部分です。

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市役所西側駐車場から。天守門もすっかり馴染んで景色の一部になって来ました。

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早速清水曲輪跡に向かいましたが、通行止めの柵が設置してあり、遠くからでは状況が良く判りません。そこで、天守曲輪を抜けて反対側に回ろうと思って天守門を潜ったところ、何と天守にも足場が組まれていました。工事看板を見ると1層目の垂木と金網の修理をしているようです。と言うことは天守の本格的な再建はまだまだ先の話になりそうです。

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発掘現場No.1の様子です。No.1とは私が勝手に付けた番号なので悪しからず。場所は埋門の南側、石垣が屏風折りになっている辺りです。てっきり下の平面の部分を発掘するものと思っていましたが、どうやら石垣の基礎部分を調べているようです。

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発掘現場No.2です。こちらは天守曲輪南側の部分です。こちらも石垣の下部から平面にかけてトレンチを掘っているようです。浜松城天守曲輪の石垣は東と北側は地表部分から石垣が積まれていますが、西、南側は斜面途中から石垣が組まれています。これはとても不安定な状態なので、基礎部分がどうなっているのかを確認しているのだと考えられます

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再建前の天守門東側から南側を撮影したものです。石垣は地表から積まれているのが判ります。これらの石垣は家康ではなく、その後に秀吉の命を受けて城主となった堀尾吉晴が築いたものと考えられています。南、西側の石垣が何故東、北側と違う工法となったのか、今回の調査で明らかになるのか楽しみです。














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