御岳噴火災害死者47名に
御岳山は相変わらず活発に噴煙を上げているようですが、昨日はCH-47大型へりを投入して遺体の搬送が一気に進みました。遺体の検視結果からは頭部の損傷が致命傷となったことが判明しましたが、火口に近い付近に居合わせた登山者がより多く犠牲になった模様です。死者は47名となり、噴火による犠牲者としては戦後最悪の災害となりました。
頭部の保護については落石の場合と同様に、ザックを頭上に載せるのが効果的だと思いますが、かなり大きな噴石もあったようですから運、不運も大きかったのではないでしょうか。現場は火山灰が厚く降り積もっていることから、未発見の遭難者が残されている可能性もあります。季節的にそう遠くない時期に降雪も予想されることから残された時間は多くありませんが、安全第一に迅速に救出作業を進めて欲しいものです。
CH-47J大型輸送へり。55名を搭載可能で、短時間で多くの人員の輸送が可能です。
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コメント
犠牲となった方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
噴石は、軽トラ大とか冷蔵庫大の巨大なものもあったそうで、また、時速300km以上の速さで降り注いできたそうです。
想像を絶する恐怖だったことでしょう。
国内には活火山や休火山が多くあり、登山を躊躇してしまう気持ちになります。
草津の白根山でも火山性地震が多数観測されているそうで、入山規制されているようです。
(今日は夏にとれなかった夏休みでのんびり家で過ごしています。)
投稿: 山奥 | 2014年10月 3日 (金) 18時04分
山奥さん、コメントありがとうございます。御岳山にはおんたけスキー場があり、良く利用していたり、今回噴火した王滝頂上付近には山スキーやテレマークで何回か登ったことがありましたので、大変驚いています。
記事にも書いていますが、登山規制を知らないままテレマーク登山で焼山に登ってしまい、噴気孔からの硫黄の臭いにまさか噴火しないだろうなと不安になったことが忘れられません。
火山予知連絡会が噴火に対しての危険性をあまり感じていなかったのと、有名な観光地とあって、入山を規制するような情報の公開にはためらいがあったのではないでしょうか。
今後も規制の在り方については議論があるでしょうが、速やかな情報公開だけは積極的に行って欲しものですね。
遅い夏休みゆっくり楽しんでくださいね。
投稿: 雨辰 | 2014年10月 4日 (土) 07時01分