« 御岳噴火災害死者47名に | トップページ | 零戦に逢えた »

2014年10月 3日 (金)

どうなる香港民主化

香港では行政のトップである行政長官の選挙で、親中国派の梁振英行政長官に対し、民主化を求める学生たちおよそ2万人が金融街の道路を占拠して辞任を要求して緊張が高まっていました。警察は強行突入の構えを見せるなど、第二の天安門事件に発展する可能性もあると世界の注目を浴びています。学生たちは政府本部庁舎を占拠する構えを見せており、政府側の対応が注目されていましたが、政府側が学生代表との対話に応じる姿勢を明らかにしました。

行政長官選挙は間接選挙であるため、選挙権を持つ選挙人の選出が事実上の信任となるので、選挙人の構成が行政長官選出に大きく影響します。一国2制度を標榜している香港ですが、実際は中国政府の支配下にあり、民主化に親しんできた香港の民衆の不満が高まっていました。学生デモはこうした感情が形になって表れたものですが、それではこれで民主化が進むかと言えば、そこは反対する者は丸腰の学生でも戦車で蹂躙してしまうお国柄ですから予断を許しません。世界が関心を持ち続けることが政府の暴挙を防いでいる形ですが、平穏理に解決して欲しいものです。

|

« 御岳噴火災害死者47名に | トップページ | 零戦に逢えた »

コメント

かつて中国共産党は社会の規範や組織の権威者に対して反抗する若者を「造反有理」(反抗するのには理由がある)と扇動していた。
ところが、今回香港の民主化を求める民衆に対しては「違法な行為は許されない」と二枚舌どころではない反応。未だ直接選挙もやらず、所詮権力の権化。

投稿: 雨辰 | 2014年10月 4日 (土) 10時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: どうなる香港民主化:

« 御岳噴火災害死者47名に | トップページ | 零戦に逢えた »