彗星の核に着陸成功
10年前に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」の子機「フィラエ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星への着陸に成功しました。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は地球から5億キロの距離にありますが、「ロゼッタ」は太陽の周りを回りながら軌道を変え、計65億キロの旅を経て彗星にたどり着いたものです。小惑星への着陸は日本の「はやぶさ」が成功していますが、彗星への着陸はこれが初めてとなります。
「フィラエ」は表面を掘って内部の成分を分析などを調査しますが、バッテリー寿命が2日半と短く、短期間の活動となります。またロゼッタは彗星の周囲を周回する軌道にとどまり、来年夏に太陽に最接近しますが、地球への帰還はありません。
こうしてみると岩石のサンプルを地球に持ち帰った、「はやぶさ」の偉業が改めて偲ばれます。今月末には、「はやぶさ2」が打ち上げ予定となっていますが、今度も無事成功して欲しいものです。
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