ATD-Xの初飛行が延期か
年明け早々と言われていたATD-X(先進技術実証機)の初飛行が延期されるとのニュースが飛び出しました。記事によれば、エンジンの再始動のための機構を組み込んで安全性を高めるためとのことですが、いささか唐突の感は否めません。これまでそのような情報がなかっただけに初飛行の延期は残念という他はありません。
元記事はこちらです。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010601001735.html
ATD-Xに搭載のエンジンは新たに開発したXF5-1でアフターバーナーや推力変更パドルを備えていますが、これまで再始動に関する要求は聞いたことがありません。ATD-Xは双発機ですから、再始動の機構が果たしてATD-Xに必要なのかも良く判りませんし、初飛行直前に行う必要があるのかも疑問です。エンジンだけのテストであれば他の機体で行うことも可能です。
ATD-Xは先進技術の塊だけに秘密のベールに包まれていますが、開発のスケジュールだけは透明にして欲しいものです。
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コメント
朝日新聞から続報がありました。
http://www.asahi.com/articles/ASH173H73H17UTIL005.html
スロットルの機構に問題があるとされていますが、設計段階で作動状況については確認されていなければなりません。また、量産機ならともかく、一品料理的なATD-Xでは組み立て段階で動作確認されている筈です。
ロールアップから5ヶ月以上経った今になって突然公表されることにも違和感を覚えます。果たして真実はどうなのか、大変気になります。
投稿: 雨辰 | 2015年1月 7日 (水) 22時07分