巨大方墳発見か
橿原考古学研究所は、明日香村の小山田遺跡で7世紀後半頃の巨大な方墳の一部と思われる石敷きの溝が見つかったと発表しました。溝は50m以上続いていることが確認されており、一辺が50m以上の方墳である可能性が高いと考えられています。現場は石舞台古墳や甘樫丘の近くで、規模の大きさや造営工法、造営時期が大化の改新が起きた645年に近いことから蘇我蝦夷の墓である可能性も考えられるとされています。
いやあ驚きました。明日香は過去にも高松塚古墳の壁画が発見されるなど、歴史の宝庫ですが、このような巨大な遺跡が今まで地下に眠っていたとは知りませんでした。発掘写真を見る限りでは墳丘部分はほとんど残っていないように見えますが、この点については残念ながら触れられていません。1300年以上歴史から姿を消していた訳ですから、後世になって土地利用の過程で壊されてしまったのかも知れません。
今後の発掘作業の中で、新しい発見があることを期待したいと思います。
| 固定リンク
コメント