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2015年2月13日 (金)

八ヶ岳遭難事故の何故

八ヶ岳、の阿弥陀岳で学習院大のパーティーが遭難し、4年生のリーダーと1年生の女子学生が死亡しました。詳しい状況は判っていませんが、7日に御小屋尾根から入山し、8日に登頂しましたが下山途中でビバーク、9日に行動中に遭難したと見られています。現場はコースを外れた南西側の斜面だということで、状況からリーダーが滑落したものと思われます。

※2月15日追記
  パーティの行動が判りました。一行は7日に美濃戸(みのど)から入山し、行者小屋にベースを置いて日帰りで周辺のピークを登る計画でした。阿弥陀岳には8日に登頂しましたが、下山時に稜線の反対側に下ってしまい、同夜はビバーク、翌9日に阿弥陀岳南稜を登り返しましたが、その過程で女子学生が疲労してしまったようです。阿弥陀岳南稜のP1,P2は正面からの直登はかなり手強いとされています。稜線に戻るのに何故南稜ルートを取ったのか、今回の遭難のポイントはここにありそうです。
                                              

登山基地となる到着予定地の行者小屋の関係者によれば、9日は悪天候で視界が利かなかったと言うことです。阿弥陀岳は無積雪期であれば行者小屋から日帰りで行かれる距離です。何故、悪天候の中で下山を強行したのか判りません。

また、他のメンバー3名を先行させたとのことですが、これも意味が判りません。もし、下山を強行しなければならない理由があったのであれば、なおのこと体調不良となった女子学生をサポートする必要があったはずです。リーダーの死亡によって、この間のいきさつの真相は解明できないかも知れませんが、冬山入門の山としてよく登られている八ヶ岳で起きた遭難事故だけに、遭難原因の究明が望まれます。

尚、冬山入門の山と言いましたが、阿弥陀岳東面の文三郎道周辺では過去何回か雪崩による事故が発生しており、雪の状態によっては安易に登れる山ではありません。

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