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2015年2月 4日 (水)

東芝がテレビ生産から撤退へ

家電メーカーが営業不振に苦しんでおり、原因の一つであるテレビ事業の縮小が続いています。昨日は東芝が海外工場を売却して、自社での生産を打ち切る方針を明らかにしました。日本のテレビは高度成長期に爆発的に発達し、白黒ブラウンタイプからカラー化、液晶テレビへと発展しましたが、地上デジタル化を経て次のトレンドを見いだせないまま不信が続いています。

かつては1インチ1万円と言われた製品価格も、40インチが5万円以下で買うのが当たり前となってしまっては、メーカーも収益確保どころではないのかも知れません。経済の原則からすれば利益の出ない商売を続けることはできませんから自社生産からの撤退は仕方のないことですが、やはり一抹の寂しさを感じます。

私の地元浜松市は、かつて主流であったブラウン管方式の発祥の地です。後に日本ビクターの専務にもなった高柳健次郎氏が対象15年にブラウン管による画像の送受信に初めて成功し、被写体に使った「イ」の字は最初に送られた映像として有名ですが、NHK浜松放送局前にはこの「イ」の字の石碑が記念碑として残っています。

テレビが一番輝いていた昭和の時代、昭和は遠くなりにけりです。

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