過去に何も学ばない日本陸連
日本陸連は8月に北京で開かれる世界選手権のマラソン代表選手を選出しましたが、またしても後味の悪い結果となりました。今回、前田・伊藤・重友の3選手が選出されましたが、何故か唯一選考レースで優勝した田中選手は選ばれませんでした。
陸連はその理由を選考後に順位よりもタイム、記録に挑む意識を優先したとコメントしましたが、今回も後出しじゃんけんの感は否めません。今回コメントされたことは事前には一切伝えられていませんでした。順位よりもタイムを言うのであれば、記録の出やすい大会で選考されることになりますが、いざ本番のコースでそのタイムが出る保証はありません。
マラソンはロードレースなのでコースの起伏や気象条件で、タイムが大きく違います。また最近はタイムを上げるためピースメーカーが導入されることが増えていますが、田中選手が優勝したレースでは、ピースメーカーが暴走してレース展開をぶち壊ししまいました。万人が納得する選考方法はないのかも知れませんが、レース後に選考ルールを変える悪習はいい加減改めるべきです。
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コメント
どうやら男子の川内選手も同じ考えのようです。選考対象レースでの優勝者を選考から外すのは馬鹿げているとしか言いようがありません。
我々も専門家だからとはよくも言ったもんです。
投稿: 雨辰 | 2015年3月13日 (金) 20時45分