すき屋も牛丼を値上げ
牛丼最大手のすき家が15日から牛丼並盛を291円から350円に値上げすると発表しました。牛丼チェーン各社はこれまで値下げ競争でしのぎを削っていましたが、円安や牛肉価格の値上がりで一転値上げに動いていました。こうした中、最大手のすき家の動向が注目されていましたが、先行する吉野家や松屋に追随することになりました。
すき家については、これまで深夜の一人業務が犯罪を誘発するとした批判や、過酷労働による人材確保の困難さから営業時間の短縮に追い込まれていました。昨今、格安がもてはやされていますが、物には道理がありますので、度を越した低価格は存在し得ません。良質な原材料や従業員、適正な利益があって企業は存続できるのです。今回すき家は値上げとともに牛肉の分量を増やすそうですが、分量をそのままに値上げ幅を少なくする選択肢もあった筈です。
各社の値上げの足並みがそろったところで、どんな競争が繰り広げられるのか、今後の展開が注目されます。
| 固定リンク
コメント