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西日本車中泊の旅 9日目熊本県

熊本県にやって来ました。昨夜は今回の旅に出て、初めての雨の夜となり、しかも小笠原沖の地震で震度2を体験すると言う思い出に残る夜となりました。

一夜明けて出発の支度をしていると、道の駅に隣接する鉄道の駅に見慣れない列車が停まっているのに気が付きました。

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超豪華クルーズ列車のななつ星です。まさか本物にこんな所でお目にかかれるとは思いませんでした。

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ななつ星は機関車を除いて客車が7両、この客車はななつ星の7号車で、7づくしです。

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乗務員の交代など運転上の理由によるものと思われますが、見かけてから1時間以上停車していました。折角の機会なので、入場券を買ってじっくり撮影することができました。

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窓辺に電気スタンドが置かれ、まさに動く豪華ホテルです。

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車体の塗装がまるでピアノのようにピカピカ過ぎて、油断すると私の姿が映ってしまいます。なので、映り込まないように注して撮りました。

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ななつ星発車です。ホームに乗務員と思われる2名が残っていましたが、消えゆくななつ星に両手でいつまでも大きく手を振っていたのが印象的でした。

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江戸時代末期、谷を渡って農業用水を送る目的で作られた石のアーチ橋の通潤橋(つうじゅんきょう)。熊本城石垣を管理していた石工の技術が用いらたそうです。土日の正午には、中央から放水をしていますが、田植え直後のこの時期は中止しているとのことで残念ながら見ることはできませんでした。

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同じく石でできた霊台橋(れいたいきょう)。こちらは通行目的で、通潤橋よりも少し前に作られ、通潤橋を作る時にお手本とされました。

ななつ星と言い、石のアーチ橋と言い、人間の英知には感心させられるばかりです。

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西日本車中泊の旅 8日目岡城

昨日は湯布院の温泉で汗を流しましたので、別府には寄らず今日は大分県の竹田市に行きました。竹田市には、滝廉太郎の荒城の月のモデルになったと言われる岡城があります。岡城は別名を豊後竹田城とも言いますが、昨今は兵庫県にある竹田城が天空の城として人気を博していますので、ちょっと影が薄くなってしまった感があるのが残念です。

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岡城の大手門。お城の正面玄関だけあって、見事な高石垣です。

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大手門を抜けると左手後方が、西の丸です。当初は藩主のための御殿でしたが、やがてここで藩の政務をつかさどるようになったようです。

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岡城は山上に築かれていますが、頂上は切り株のようなに平坦地が広く、たくさんの建物が建てられました。三の丸入り口を守った太鼓門の所に植えられたカエデに実がついていました。

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太鼓門の外側から見た三の丸、二の丸の北側の石垣。下は険しいガケとなっていますので、個々を突破することはできません。

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二の丸に建てられた、滝廉太郎の銅像。空を背景に逆光となるので、撮影にはちょっと手こずります。

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本丸の石垣。本丸に上がるには直角に曲がらなければなりません。あくまで防御のことを考え抜いたお城です。

お城の南側に川を挟んで道路が走っていますが、音の出る舗装をしていて、車が通るたびに荒城の月のメロディが流れます。車のスピードによって音程が変わるので、ちょっと音痴になる時もありますが、それを楽しむのも一興です。

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無責任にも程がある

茨城県の公立中学校が、宿泊学習で訪れた先で登山をした際に、特別支援学級の女子生徒を山中に置き去りにして下山していたことが明らかになりました。山頂で昼食後、下山途中の午後3時45分頃にはぐれてしまったと言うことですが、そもそも引率の教師が生徒の前後を歩いていれば、落伍者が出ても直ぐに気付く筈です。生徒は捻挫して歩けなくなってその場に取り残されたようですが、引率者としての能力が欠落しているとしか言いようがありません。

更に宿舎に帰った際に、他の生徒から女子生徒がいないと報告があっても、所在を確認しませんでした。帰着時に点呼を取っていれば、その時点で行方不明であることが判った筈ですが、二重、三重に注意力が欠如しています。

更に、更にその間に学校のHPに全員無事に下山したと掲載していたと言いますから、もう開いた口が塞がりません。幸い無事に救出できたので、事なきを得ましたがこんな学校の存在を許しても良いのでしょうか?何より大切な生徒の安全を自ら確認さえしないような教師は、教員である前に人として失格です。

各地で遠足による同様の事故が起きていますが、文科省も野外活動について全国レベルで教育をし直す必要があるように想われます。

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西日本車中泊の旅 7日目秋月

今日は峠を越えて朝倉市にある秋月に行って来ました。秋月は元は秋月氏の居城でしたが、秀吉の九州征伐により日向高鍋藩に転封となり、福岡藩の支藩として黒田家の統治になりました。明治を迎え、秋月の乱によって武家が衰退し、街も活力を失いましたが、そのことが結果的に城下町の佇まいを現代に残す結果となっています。

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町外れにある石造りの眼鏡橋。それまでの木造の橋が洪水によってしばしば流されたので、長崎の眼鏡橋をお手本にして築かれたものです。

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秋月城大手門跡の瓦坂。名前の由来は滑り止めに瓦が埋め込まれていることによるものです。かつては突き当りを右に折れた位置に大手門が置かれていましたが、現在は中学校の敷地となっており、通路は石垣でふさがれています。

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秋月城で唯一当時の場所に現存する建造物です。かつては裏門として使用されていました。

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かつての大手門である黒門。現在は長屋門よりも南に移築されています。

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秋月郷土館内の旧戸波邸。当時の武家の屋敷の様子を伝えています。なお、郷土館の隣は藩校の稽古館跡地ですが、朝倉市はそこに新しく郷土館を新設するようです。かつての建物の復元であれば良いのですが、どんな建造物になるのか気になります。

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西日本車中泊の旅 6日目築城

いよいよ九州に入りました。今日は福岡県にある航空自衛隊築城基地に戦闘機の写真を撮りに行くのですが、今日に限って空一面に雲が広がっています。先日の三沢と言い、どうも巡り会わせが良くありません。

各基地には、それぞれマニアが見つけた撮影し易いポイントがあるのですが、そちらの方面にはあまり明るくないので、適当にエプロンに近い場所を探していたら、いきなりサイレンが鳴ってアラートハンガーからスクランブル待期のF-15J戦闘機が出てきました。

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地上滑走中のF-15J戦闘機。結局今回は訓練だったようで、離陸せずに滑走路端からうターンして戻って来ました。

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訓練を終え、着地しようとするF-15J戦闘機。背中のエアーブレーキを開き、機首を高く上げることによって短距離で制動します。

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離陸中のF-2戦闘機。

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着陸態勢に入ったF-2戦闘機。

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着地した瞬間のF-2戦闘機。背景のいい所で撮ろうとするとタイミングを逃してしまいます。

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制動用のドラッグシュートを開いたF-2戦闘機。F-15にはないドラッグシュートの搭載理由ですが、F-2は有事には重量530KgのASM-2対艦ミサイル4基を搭載して敵艦を攻撃しますが、ミサイルを発射せずに帰還した場合の制動距離を抑えるためではないかと推測されます。

2時間程の滞在でしたが、思いの外多くの離発着を見る事ができ、幸運でした。

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西日本車中泊の旅 5日目萩

現在NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となって萩に行きました。ここも若い頃に訪れたことがあったのですが、全く記憶が残っておらず、新鮮な気持ちで町を歩きました。

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萩と言えば土塀と夏みかんのイメージでしたが、まばゆいばかりの白壁が見事でした。

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萩城は、関ヶ原の合戦で西軍の大将を務めた毛利氏が、それまでの領地を没収され、新たに居城として築いたもので、平城と山城を組み合わせた珍しい形態の城です。また天守が本丸の中心ではなく、写真中央部左端に見られるように内堀に突き出して築かれていました。

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本丸から20分ほど登った指月山頂上に築かれた、詰め丸。周囲を石垣で囲い、的に攻められた時の文字通り最後の砦とした場所です。本丸には大きな岩の周囲を掘って作った貯水槽が残っており、戦に対する備えが十分であったことが判ります。

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旧増田家物見蔵。萩城は外堀の内側に武家屋敷が立ち並んでいましたが、今でもその一部が保存されています。

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トビのひな。城下町を散策していたら、偶然トビが給餌するところを見つけました。巣の周囲の枝が邪魔ですが、何とかヒナを写すことが出来ました。

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夕方道の駅で当ブログのゲストである「山奥さん」と合流、星空の下で旧交を温めました。「山奥さん」とは名前も住所も知らない不思議な間柄ですが、十数年来ネットでお付き合いをさせて頂いており、前回の九州の旅の折には秋吉台でご一緒させて頂きました。

山奥さん、どうもお世話になりました。

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西日本車中泊の旅 4日目津和野

ブログの更新が遅れ気味となっています。遅ればせながら、4日目の様子を。

松江から西に進むと、少し南側に入った所に小京都と呼ばれる津和野があります。SLの山口号が通ったり、白壁の土塀が残ったりと人気の観光地ですが、ここでも私の目的はお城です。

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山上に築かれた石垣。津和野城は中世から山城が築かれ、戦国末期に石垣が築かれたと考えられています。今では観光リフトで手軽に登ることができますが、ここまで石を運ぶのはさぞや大変なことだったのではと思います。

2000年に起きた鳥取県西部地震で、大手門の石垣の一部が崩れたままになっていました。町の方に事情を聞いたところ国の史跡となっているため、勝手に手が出せず困っているとのことでした。我が国の文化行政の貧困がこんなところにも表れていたようです。

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頂上は本丸ではなく、何故か三十間台と呼ばれて呼ばれています。かつては天守も築かれたのですが、こちらもなぜか三十間台の下に立っていました。

さだまさしの「案山子」はここからの景色を詠ったものだと言うことを、山を下ってから道の駅の案内書きで知りました。

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麓の街から城跡を見上げて。この造り酒屋は山口線の線路近くですが河からはだいぶ上がった所です。

~城跡から見下ろせば 蒼く細い河 橋のたもとに 造り酒屋の レンガ煙突~♪

「さだまさし 作詞作曲 案山子より」

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今はアザミが見頃です。

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赤い瓦の商家が並ぶ津和野のメインストリートです。この日も大変熱く、人出は思ったよりも少な目でした。

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大山遭難救助にドローンを導入

最近、何かと世間を騒がせているドローンですが、鳥取県では遭難救助にドローンを導入する方針を固めた模様です。鳥取県の大山は多くの人に登られていますが、その分遭難も多く、毎月のように滑落や道迷いによる遭難が発生しています。

これまでは遭難者の位置を把握するのに携帯電話の位置情報を利用するなどしていましたが、カメラを搭載したドローンを活用することにより、より正確な位置の特定や遭難者の状況の把握ができるのではと期待されています。

道迷いによる遭難の場合、地上からの捜索は多くの労力を要しますが、ドローンを使えば上空から効率的に捜索でき、短時間で発見することが期待できます。天候の具合もありますから万能とは言えませんが、捜索作業を軽減することが期待されます。遭難救助にドローンを導入するのは全国で鳥取県が初めてとなるようですが、こうした動きは歓迎したいと思います。

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西日本車中泊の旅 3日目松江

今回の旅の目的の一つに松江城の訪問がありました。この度、図らずも国宝に指定されることになりましたが、2代目浜松城主で浜松城の大改修を行ったとされる堀尾吉晴が築いた城をもう一度見てみたいとかねがね思っていましたが、地理的な問題もあり、これまで実現していませんでした。

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松江城天守。浜松城天守の附櫓は東向きですが、松江城の附櫓は南向きとなっています。それにしても見事です。

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松江城天守に展示されていた浜松城天守の写真。他の城の写真と一緒に展示されていますが、親近感を感じました。

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小泉八雲旧宅。外堀のすぐ外側にありました。松江の人気スポットです。

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お昼は松江名物の割子そば。月曜日と言うのに店は満員でした。つけ汁はかなり濃い目で、ちょっとびっくり。

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時期的に雨も覚悟していましたが、晴天の猛暑で夕陽も見事でした。

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西日本車中泊の旅 2日目備中高梁

車中泊の旅2日目は高梁市のある備中松山城に向かいました。備中松山城は山の上にある城、山城として有名な城で、40年ほど前にも訪れたことがあるのですが、ほとんど記憶が残っておらず、新鮮な気持ちで訪れました。

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大手門跡、この石垣を見るだけでも難攻不落であることが判ります。

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大手門内側、内部で2回直角に曲がっています。枡形虎口と呼ばれる侵入者を防御する構造です。後方の土塀の一部は現存するもので重文に指定されています。

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現存する天守と復元された南御門。前回訪問時には無かったものです。

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本丸の北側にある連絡橋。有事の際には落として守りを固めます。本丸までは多くの人が訪れますが、このあたりまで足を延ばす人はほとんどいないようです。

山上の古城と言うのは趣深いものですが、この城の天守が現存するのは廃城令が出ても険しい山の上にあって誰も壊すことがなかったからだそうです。大手門もそのまま残ったようですが、手入れがされず朽ちて倒壊してしまったと言うことなので、現在の価値観からすると何とももったいない話です。

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月山富田城の山中御殿跡。浜松から松江に移った堀尾吉晴が松江城を築くまで居城としていた城です。月山富田城も山城で、城下町と一体になった浜松城を居城とした吉晴が、松江に平城を築いたのは自然の成り行きだと思わせます。

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姫路城再訪

今日から西日本のお城を巡る旅に出ています。まず最初は平成の大修理が終わった姫路城に6年ぶりに行って来ました。GWが終わったので人でも落ち着いただろうと、甘く見たのが大間違いで大変な混雑です。本丸に入場するのにも入場制限で、列を作って待たなければなりませんでした。

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和船による遊覧観光が行われていました。

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とにかく大変な混雑で、一時はこのあたりも人でごった返していました。

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なるほど白く若返ったのが実感できました。

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これで青空が見えれば言うことがないのですが、この時期に雨にたたられなかっただけでも儲けものですね。





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恥ずかしくないのか!自民党

自民党の情報通信戦略調査会が、NHKのクローズアップ現代における「やらせ問題」で、放送法を盾に再びNHK関係者を呼びつけ、説明を受けたことが明らかになりました。その際自民党側から「恥ずかしくないのか」などの罵声が飛んだようですが、とんでもないことです。

自民党は正義面(せいぎづら)をしているようですが大変な誤りで、自身が法律違反の可能性があります。自民党が錦の御旗にしている放送法第三条にはこう書かれています。

「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。」

果たして自民党情報戦略調査会とやらにどんな法律的根拠があるのでしょうか。NHKの姿勢も褒められたものではありませんが、問われるべきは旦那面している自民党そのものです。恥ずかしくないのか!自民党。

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ドローン少年逮捕

善光寺の法要中にドローンを落下させて厳重注意を受けた15歳の少年が、三社祭りでドローンを飛ばすとネットに書き込み、威力業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。少年は長野で厳重注意を受けた筈ですが、その後も都内でドローンを飛ばす仕草をさせて警察沙汰となっていました。

少年はドローンの飛行について現在法的規制がないことを盾にとって、飛行を正当化していたようです。しかし過去にマラソンレースを撮影中のドローンが墜落し、けがを負わせる事故が発生していることを考えれば、大勢の人のいる場所でドローンを勝手に飛ばすことは周囲に危険に対する不安感を感じさせ、これによって業務を妨害することは十分考えられます。

実際に送検されるかどうかは判りませんが、少年が挑戦的な態度を改めない限りその可能性はないとも言い切れません。ドローンについては今後社会生活への普及が期待されており、あまり厳しい規制を敷くことは発展の芽を摘みかねないと懸念されていますが、困ったものです。

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三菱重松坂工場って何?

本日の中日新聞Web版の見出しに 「MRJにトヨタ生産方式 三菱重松阪工場、来年度に部品8社で」とありましたが、一瞬どこの工場のことか判りませんでした。みつびし・しげまつ・さか・・・???
ああ、三菱重工松阪工場の略かと思い至りましたが、中日新聞はためらいもなく使っていましたが「三菱重」という略称には全く馴染みがありません。

企業名と工場名をくっつける呼び方は一般的です。例えば三菱電機静岡製作所は三菱電機静岡または三菱静岡と言ったりします。本田技研も本田技研浜松製作所は本田浜松と呼ばれます。しかし三菱重と言う略し方は聞いたことがありません。そこでWikipediaで同業の企業と併せて調べてみました。

Wikipedia記載のの企業の略名

三菱重工(株): 三菱重工、重工、MHI

川崎重工(株): 川崎重工、川重、KHI

富士重工(株): 富士重工、 富士重、FHI

と出ていましたが、中日新聞が使っていた「三菱重」と言う略語は一般的ではないようです。判りやすさを旨とすべき新聞社が、読者を惑わすせる表記は避けるべきではないでしょうか。

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ハワイで着陸訓練中のオスプレイが墜落

横田飛行場へのCV-22配備問題で再び安全論争が湧き上がってしまったオスプレイですが、18日(日本時間、現地時間では17日)ハワイで訓練中の海兵隊のMV-22が墜落し、搭乗していた22名中1名が死亡、21名が負傷しました。事故の瞬間を捉えた映像を見ますと、水平姿勢で着陸態勢に入ったオスプレイが地表近くで突然地面にたたきつけられるように落下しています。

ヘリコプターやチルトローター機の場合、ローターと呼ばれる回転翼を回転させることによって揚力を得ています。この時ローターの周辺は複雑な気流となりますが、急激な降下や低速時の追い風などによって上向きの気流が優ってしまうと相対的な揚力が失われてボルテックス・リング・ステートと呼ばれる状態となり機体は急激に落下します。

映像を見ると機体は微速の状態で地表近くの高さから落下しており、ボルテックス・リング・ステートによる事故のように見受けられます。この事故を受けて翁長沖縄県知事と川勝静岡県知事がコメントしていますが、冷静さを欠いた感情的なもので感心できません。

翁長知事 安全性の確保ができていない。飛行停止を求める。

オスプレイの重大事故率は10万飛行時間当たり2.1件で海兵隊全体の事故率2.5件を下回っていて、危険な機体と言う指摘は当たりません。そしてこの事実は防衛省から資料として各自治体に提供されています。一般の事故率よりも低い機体に対して安全性の確保ができていないとは、どこから出たものなのでしょうか。

また事故は訓練区域で着陸訓練中に発生しています。一般に事故の大半は離発着時に発生しており、水平飛行中の発生はそう多くはありません。また安全を配慮して訓練場で訓練をしており、民間への被害はありません。安全性を言うのであれば、危険な普天間飛行場の移転について、辺野古への移転を認めないのはどう見てもおかしな話です。

川勝知事 なぜ事故が起こったのか、日本人として誰一人説明できない状態だ。

日本人としてと言うよりも、事故直後で当の米軍でも事故調査の結果を経なければ事故原因など説明できる筈がありません。常識外れにも程があると言うものです。

ボルテックス・リング・ステートによる事故はオスプレイに限ったものではなく、ローター機構を持った機体全てに起こり得る現象で、民間ヘリも例外ではありません。感情的に政治的な発言をするのではなく、今回の事故にちては事故調査の結果を待つしかありません。

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大阪維新の会敗れる

大阪市を大阪都に改編することを市民に問うた住民投票で、大阪維新の会が推進してきた大阪都構想が僅差で否決されました。マスコミは否決が多数と報道しましたが、この表現だと圧倒的多数に受け取られてしまいますが、実際は得票率で50.38%対49.62%でその差0.76ポイントに過ぎません。

大阪都構想は橋下氏が進めた大阪市改革の一つの形で、大阪府と大阪市の二重行政の解消や議員や行政経費の削減が可能とされていましたが、最終的には住民サービスや各種利害が絡むので、住民個々の判断が注目されました。今回比較的若い層は構想に賛成が多かったのですが、高齢者層は否定の割合が多くなり結果として大阪都構想は否決されました。橋下氏の個人的な人気の陰りや構想の各論についての説明不足などが指摘されますが、これも民意の表れです。

橋下氏はこの結果を受け、市長任期の満了後は政治家を引退する意向を示していますので、今後大阪府と大阪市の一体化について精力的に取り組む勢力はなくなります。大阪の行政効率についてどうするかは地元民が決めることなので、他の地方の人間がとやかく言う資格はありませんが、人口が減少する中で行政改革は喫緊の課題なので、今後に及ぼす影響が懸念されます。

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ロシアのロケット打ち上げまた失敗

16日、ロシアがメキシコの通信衛星を搭載したプロトンMロケットの打ち上げに失敗し、機体がシベリアに落下しました。地上の被害の有無については現在のところ伝えられていません。

カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプロトンMロケットは、打ち上げから8分後に3段目のロケットエンジンが燃焼を停止してしまい打ち上げは失敗しました。プロトンMは2014年5月、2013年3月、2012年8月、2011年8月と毎年のように失敗を繰り返していますが、先月には国際宇宙ステーションに物資を輸送する無人補給船を搭載したソユーズ2.1aロケットの打ち上げに失敗したばかりです。この時の失敗の原因はまだ明らかにされていませんが、ロケット周辺に多数のスペースデブリが見られたと言うことで、3段目が爆発したのではないかと見られています。

さらに昨日はISSにドッキング中のプログレスM-26Mのエンジンを使い、低下したISSの高度を上昇させる予定でしたがロケットエンジンを噴射させることが出来ず、計画が失敗しています。

人類で最初に人工衛星を打ち上げ、有人飛行を最初に成功させた宇宙大国ロシアですが、最近は初歩的な失敗のオンパレードで、惨状は目を覆いたくなるばかりです。ISSへの乗員の往復は現在ロシアの機材でしか実現できません。多くの人命がかかっていますので、このような事態は本当に心配です。

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松江城天守が国宝指定

木造天守が現存する松江城天守が国宝に指定されることになりました。国宝の天守としてはこれまで姫路城、彦根城、犬山城、松本城が指定されていますが、松江城が5番目の仲間入りをすることになりました。松江城は家康が築いた浜松城の改修を行い天守を築いたと考えられている堀尾吉晴が新規に築城した城で、付櫓(つけやぐら)や天守内に井戸があるなど浜松城天守と似た特徴を持っており、浜松城天守が原型になったのではないかと私は考えています。

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松江城天守。正面が入り口となる付櫓です。

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鉄筋コンクリートで復興された浜松城天守。資料に基づいておらず、石垣に対し2/3程度の大きさとなっています。本来は松江城に匹敵する大きさだったのではないかと推測されます。写真右側の木が茂っている部分が付櫓です。

城郭は歴史遺産であると共に美術、建築文化としての遺産でもあります。明治期に粗末にされて多くの城郭建築が失われてしまいましたが、残された数少ない城郭建築を大切に保存することは大変喜ばしいことだと歓迎します。




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静岡県の怠慢

静岡、山梨、長野、新潟の4件が山岳遭難防止に向けて、それぞれに立地する山に登山のグレードを付けて公表することになり、15日に静岡県についてマスコミ発表されたようです。「ようです」と言うのはこのことを記事にした中日新聞に、各県毎の難易度表はそれぞれの県のHPで公開されるとなっていたので早速検索しましたが、静岡県の該当分は見当たりません。既に公開されている長野県分については閲覧可能なので、15日公開にも関わらずHPにアップされていないと言うことでしょう。

4県の公開日はまちまちとなっており、山梨県は5月18日のようですが、十分な対応期間があり、公開日も事前に公表されていたにも関わらず、翌日になっても県民が閲覧できないのは担当部署の怠慢以外の何物でもありません。遭難防止に向けた取り組みなのに残念で仕方ありません。

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南アルプス深南部の不動岳。写真中央部の山上の楽園と呼ばれる鹿の平が魅力です。

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「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」が閣議決定

政府は14日、集団的自衛権の行使など10本の法改正をまとめた「平和安全法制整備法案」と、戦闘中のアメリカ軍などの後方支援のために自衛隊の派遣を随時、可能にする「国際平和支援法案」を閣議決定しました。民主党や法案に反対する勢力は、このことによって我が国が積極的に地球の裏側の戦争に参加することになると非難していますが、本当にそうでしょうか。

戦争には多くの戦闘員と物資が必要になりますが、日本の自衛隊にはそのような能力は全くありません。海自が保有する輸送艦は、おおすみ他3隻で一隻あたり330名の隊員と10両の戦車しか運ぶことしかできません。勿論保有する全ての輸送艦を派遣することはできません。数百名の部隊でできることなど限られます。また、地上作戦には航空戦力との連携が求められますが、空母を持たない自衛隊には外地での航空機の運用はできません。つまり、米英のような戦闘能力は保持していないので戦争のしようがありません。反対意見は自由ですが、もう少し冷静な議論が求められます。

また、自衛隊が海外で武力を行使すること自体を問題としていますが、我が国の憲法前文には以下のように書かれています。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって

国際社会において一国平和主義は許されません。

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JR東海CMが東福寺を

通天橋で有名な京都の東福寺。紅葉の頃は大勢の観光客が押し掛けますが、その季節を外せば落ち着いて拝観ができるので、この春も久しぶりに訪れました。桜がほぼ終わっていたこともあり、通天橋も人がいない構図で撮ることが出来ました。

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紅葉の時期は橋の上は観光客がひっきりなしで、とてもこんな写真は撮れません。

さて、昨日何気なくテレビを見ていたら、何やらCMの画面が見慣れた景色のような・・・。やがて例の決め台詞「そうだ京都へ行こう」、やはり東福寺の風景でした。青葉の時期の東福寺を推奨していますが、これで今年の紅葉シーズンは更に人気が高まること必至です。

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通天橋から見た偃月橋(えんげつきょう)。東福寺に行く観光客の大半がこの橋を渡るので、人のいないシーンを撮るのは大変です。今回のCM効果で当分こんな風景は望めなくなってしまうのではないでしょうか。

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輸送機についてあれこれ

ネパールでは余震による新たな被害が発生して、大地震からの復旧活動に大きな影響が出ているようです。そのような中、救援輸送業務を行っていた米軍のUH-1Y多用途ヘリコプターが12日に行方不明となり、墜落したのではと見られています。米軍はUH-1Yの他にMV-22オスプレイ4機を派遣していますが、こちらについては特にトラブルは起きていないようです。

我が国では横田基地にCV-22が配備されることが明らかになり、その安全性について新たな論議を招いていますが、これまでの運用による事故率を見ても特に問題となるような事例は発生しておらず、冷静な判断が必要なように思われます。

また、UH-1Yをネパールまで空輸したC-17輸送機について我が国でも導入すべしとの意見がありますが、おそらく持て余すだけではないかと考えます。事実、ネパールでは空港のキャパの問題があって、新たな輸送機の受け入れは行われていないようです。たしかにC-17には大型輸送ヘリCH-47が搭載可能ですが、肝心のネパール政府が英国のCH-47について大型過ぎるとの理由で受け入れを拒否している状況です。

一部ライターがC-17の不整地運用能力(未舗装滑走路での離着陸)を評価していますが、失礼ながらネパールと言えどもどの空港も舗装されており、今時未舗装の空港など何処にも存在していません。また、空自も保有するC-130輸送機は不整地での運用能力ありとされていますが、実際に岐阜基地で滑走路脇の着陸帯を使用して着陸試験を行ったところ、跳ね上げた土砂によって機体の一部が損傷しており、不整地での離着陸は積極的に行なうミッションではありません。

箱根、大涌谷での噴火が心配されていますが、万一大規模災害が発生した場合、非難や救助、救助物資輸送の中核を担うのは自衛隊の航空部隊です。平時から適正な機種、機数について議論を深め、配備を整えておくことが必要です。

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空自仕様のCH-47ヘリコプターです。

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碁盤石山を歩く

今年は全般に花の時期が早いようです。前々から決まっていた愛知県の碁盤石(1189.4m)に行って来ましたが、例年見られるショウジョウバカマはみられませんでした。

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前日の雨も上がって素晴らしい晴天となって、広葉樹の新緑が鮮やかでした。

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常緑樹も若葉が芽生え、天に向かって延びています。

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頂上で恒例の記念撮影。色々と何なので小さいサイズにて。

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今日のお昼は各自持ち寄り。我が家はレトルトカレーでしたが、旨辛カレーが想像を超えた辛さでした。

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お犬様が中々カメラに目線をくれないので、苦労して撮った一枚です。

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低気圧に向かって吹き込む風で花があおられてしまうので、ピント合わせが大変でした。

下山して車の温度計を見ると28℃と初夏を通り越した温度でした。今年は季節の進み方が本当に早いようです。

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エアバスA400Mがスペインで墜落

ネパール大地震で理不尽にも開発構想を中傷されてしまった国産輸送機C-2ですが、そのライバル機と目されているエアバス社のA400Mがスペインで離陸に失敗して墜落炎上しました。現在のところ事故原因は明らかになっていませんが、事故写真を見る限り機体がバラバラになっていますので、空中分解を起こした可能性があります。

A400Mは長距離飛行を実現するため、現在主流のターボファンではなく敢えて燃費の良いターボプロップエンジンを新規開発して搭載していますが、そのことによって開発期間が延長してしまい、コスト高を招いてしまいました。2009年に初飛行を成功させましたが、機体重量が12トンも超過したりして、やっと今年3月マレーシアに量産初号機を納入したばかりでした。

墜落の原因が、機体のトラブルによるものなのか、操縦に起因するのか不明ですが、原因を究明して再発防止策を講じて欲しいものです。

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50年間年金不正受給のナゼ

岐阜県恵那市の86歳の女性が両親の死後50年にわたって年金を不正に受給したとして、恵那署に詐欺の容疑で逮捕されました。容疑者が86歳と言うのも驚きですが、不正受給期間が50年と言うのに、もっと驚かされました。

容疑者の母親は1965年4月に、父親は1068年7月に死去し、死亡届も出されていましたが、社会保険庁の現況届けに生存していることを装って回答し、これまで不正に受給していたものと見られます。流石に高齢過ぎることを不審に思った年金機構の担当者が恵那市に確認して初めて死亡していたことが確認され、警察に告発して逮捕に至ったものです。

50年間も不正を続けた容疑者は大変悪質ですが、それを50年間見逃してきた年金庁、年金機構の無能ぶりは呆れるばかりです。これまでも、両親の死去を隠して不正受給するケースが各地で明らかになっていましたが、死亡届を出していながら不正を発見できないのは役所としての態を成していません。

現在準備が進められているマイナンバー制が導入されれば、こんなケースがボロボロ発覚するのかも知れません。

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どうなる大涌谷異変

ネパール大地震の救援状況を心配していたら、我が国の箱根が大変なことになってしまいました。人気観光地である箱根では、以前から噴火の兆候ではないかと危惧される異変が感じられて来ました。それがここに来て水蒸気の噴出量が増したり、火山性地震の増加が続き、有感地震が連続して起きるに至って、ついに警戒レベルを1から2に引き上げ、大涌谷への立ち入り禁止と箱根ロープウェィの運航停止を実施しました。

有感地震は5日以来発生していないようで、地下の活動が一旦小休止している模様です。箱根は我が国有数の観光地であるため、このような規制措置は観光業者にとって、大きな痛手になりますが、昨年の御嶽山の噴火事故の例もありますから、安全を優先することは止むを得ません。

東日本大地震により日本列島には大きな歪が生じたと考えられます。地下の岩盤に加わる力に変動があれば、地震や噴火が誘発される可能性は十分にあります。最近の地震の多さは東日本大地震が引き金になったとの見方が定着しており、御岳や蔵王、そして箱根の火山活動も一連の活動の中で活発化したように思われます。

今後の動向は予測しがたいところですが、今のところマグマの上昇の兆候はなく、水蒸気の噴出による小規模な爆発が発生する可能性があると見られています。当面は注意深く事態の推移を見守るしか打つ手はないようです。

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吉祥山を歩く

東名高速を浜名湖から名古屋方面に向かって走行して、静岡、愛知県境の宇利(うり)トンネルを抜けると右手になだらかな山が見えてきますが、それが標高382mの吉祥山(きちじょうさん)です。東名を利用するたびに目にしていまたが、この時期山野草のキンランが見られると言うので今回初めて行ってみました。

登山口には豊橋市によって駐車場とトイレ、休憩所が設けられています。のんびりと出発したので、駐車場着は10時少し前になりましたが、10数台停められる駐車場はほぼ満車状態、身支度をしている間にも何台か車がやって来ました。

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頂上へはAコースと名付けられた緩やかな尾根を辿ります。途中展望が開けることがありますが、基本は樹林の中を登ります。

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ちょっとしたきっかけでギンランを見つけました。新緑がきれいなので、それまで頭上ばかりを見ていたせいか、見られたのはこの1株だけでした。

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こちらがお目当てのキンラン。いやな話ですが、盗掘があるようで、パトロールの人が巡回していました。

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アップで。日陰に咲いているので、中々いい条件で写すことができず、ピンボケ写真を量産してしまいました。

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ツツジが丁度見頃でした。

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吉祥山頂上。展望に恵まれた山頂です。登山口から丁度1時間で登りました。何組かの家族連れで賑わっていました。

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下山は吉祥天女を祀った祠があるCコースを下りました。車道に出ると植えられたツツジが満開。写真を撮るのに時間を取られて下山にも1時間ほどかかってしまいました。

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南アルプスのライチョウのヒナ保護へ

環境省が南アルプスに生息するライチョウのヒナの保護に乗り出すと今朝の中日新聞が伝えました。ライチョウは本州中部の高山帯に生息し、国の特別天然記念物に指定されていますが、1980年台には約3000羽と推定されていた生息数が現在では2000羽程度に減少しています。原因として生息環境の悪化や外敵の増加が考えられ、ヒナの2、3割が孵化後1ヶ月の間に命を落としてしまうということです。

保護の方法として生息地に職員を常駐させて保護用のケージを設置し、夜間や雨天にケージに誘導して外敵の襲撃や濡れによる体温低下を防ぐと言うことです。この方法は2012年に信州大学中村浩志名誉教授によって乗鞍岳で実践され効果が実証されていると言うことです。自然保護の手法としては違和感がしないでもありませんが、ツバメが人家や道の駅などに営巣して外敵を避けて繁殖していることを思えば、ぎりぎり許される範囲なのかも知れません。

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蝙蝠岳付近で見かけたライチョウ。通常は点滴を避けてガスがかかったような時に行動するので、天気の良い時に見られるのは珍しいことです。登山者の増加によってハイマツが減少するなどしており、生息環境の改善も急務です。

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浜松城本丸の復元を

徳川家康によって築かれた浜松城は、明治期に廃城となって以降政務を司っていた二の丸が市役所や元城小学校の敷地として利用され、往時の姿は失われてしまっています。また本丸も一部が残されていますが、東側の半分以上が削られ、南側も駐車場として利用された際に本丸への表口であった鉄門の遺構が壊されて本丸としては寂しい姿となっています。

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石垣の下の部分が本丸ですが、写真中央の樹木のベルトの下の部分が削られてしまっています。

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現在の本丸部分ですが大半が削られてしまったため、本丸とは思えぬ手狭な空間となっています。

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右上の駐車場(車が停まっていない部分)あたりまでがかつての本丸の区域でした。

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松本城二の丸外側の外堀。松本城の外堀はこの先の南側全てと東側の大半が埋め立てられてしまっています。埋め立てられた部分には現在では店舗や住宅が建っていますが、松本市はこれらを全て買い取り、外堀を復元する計画です。松本市はこれまでに、二の丸にあった裁判所を移転させ、太鼓門を復元するなど幕末時点の城の景観を甦らせる努力をしています。

浜松城はその主要部分が市役所として利用するために破壊され、本来の姿とは違う形となってしまっています。そんな中で、昨年は家康時代に築かれた堀の遺構も見つかっています。浜松市も松本市を見習い、失われた本丸部分を復元すべきではないでしょうか。

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ネパールでヘリ不足

昨日、ネパールでのヘリ不足を取り上げましたが、今日になって朝日新聞がやっと記事にしました。山岳地帯が国土の多くを占めるネパールでは大きな災害が起これば、通信、交通網が途絶するのは仕方ありません。このような国情では救援物資や負傷者の輸送にヘリが欠かせません。現在の状況を改善するには国外からヘリを輸送するしかありませんが、カトマンズ国際空港は手狭で、海外からの航空機を運用する余力がありません。

一番効率的なのは隣国インドの空港を活用することです。国連が主導してインドに空港を提供してもらい、インドからヘリコプターを飛行させれば多数のヘリを持ち込むことが可能となります。ニューデリーとカトマンズ間が約800Kmと距離がありますが、大型輸送機でまずここに空輸します。そこから滑走路が1954mのパトナ空港にCH-130輸送機で送り込めばパトナとカトマンズ間は233Kmなので自力飛行が可能です。

ネパール政府の危機管理能力が不足しており、手遅れとなる前に国連主導で事態の改善に動くべきではないでしょうか。

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ネパールに陸自ヘリの空輸を

25日に発生したネパールの大地震による被害は日を追って被害が拡大しています。現地は元々通信や交通のインフラが十分でなかったところへ地震による被害で、カトマンズ以外の地域の被災の状況が十分伝わっていない状況です。5月1日現在の地震による死者は6000人を超えていますが、ネパール政府が被害の全貌を把握しきれておらず、最終的にどこまで増えることになるのか見当が付かない状況です。

被災者に対する救援も進んでおらず、食料や医薬品が絶対的に不足している模様です。カトマンズ国際空港には各国からの救援物資が山積みになっていますが、これを仕分けて輸送する能力がネパール政府には欠けています。交通が途絶している状況ではヘリコプターが有力な輸送手段となりますが、ネパール国内に存在する機体はわずか20機ほどしかなく、焼け石に水の状態です。

2005年のパキスタンの大地震では、10月5日の発生直後にパキスタン政府から派遣要請があり、早くも8日にはCH-130輸送機でUH-1汎用ヘリコプター6機を空輸し、物資輸送に当たりました。今日になってネパール政府から各国に対してヘリコプターの派遣要請がありましたが、現在のところ日本政府の対応が聞こえて来ません。こんなことは当初から予想されていたことで、今更ながらですが外務省の情報収集能力の欠如が問題です。

地震により首都でさえ都市機能がマヒしている状況ですので、復興には相当な日数がかかるものと思われます。2010年のハイチ大地震では自衛隊の車両150両、隊員1000人を派遣し救援と復旧支援を行いましたが、今回も相当な援助が必要になるものと思われます。早急な支援体制が望まれます。

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