西日本車中泊の旅 2日目備中高梁
車中泊の旅2日目は高梁市のある備中松山城に向かいました。備中松山城は山の上にある城、山城として有名な城で、40年ほど前にも訪れたことがあるのですが、ほとんど記憶が残っておらず、新鮮な気持ちで訪れました。
大手門跡、この石垣を見るだけでも難攻不落であることが判ります。
大手門内側、内部で2回直角に曲がっています。枡形虎口と呼ばれる侵入者を防御する構造です。後方の土塀の一部は現存するもので重文に指定されています。
現存する天守と復元された南御門。前回訪問時には無かったものです。
本丸の北側にある連絡橋。有事の際には落として守りを固めます。本丸までは多くの人が訪れますが、このあたりまで足を延ばす人はほとんどいないようです。
山上の古城と言うのは趣深いものですが、この城の天守が現存するのは廃城令が出ても険しい山の上にあって誰も壊すことがなかったからだそうです。大手門もそのまま残ったようですが、手入れがされず朽ちて倒壊してしまったと言うことなので、現在の価値観からすると何とももったいない話です。
月山富田城の山中御殿跡。浜松から松江に移った堀尾吉晴が松江城を築くまで居城としていた城です。月山富田城も山城で、城下町と一体になった浜松城を居城とした吉晴が、松江に平城を築いたのは自然の成り行きだと思わせます。
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