50年間年金不正受給のナゼ
岐阜県恵那市の86歳の女性が両親の死後50年にわたって年金を不正に受給したとして、恵那署に詐欺の容疑で逮捕されました。容疑者が86歳と言うのも驚きですが、不正受給期間が50年と言うのに、もっと驚かされました。
容疑者の母親は1965年4月に、父親は1068年7月に死去し、死亡届も出されていましたが、社会保険庁の現況届けに生存していることを装って回答し、これまで不正に受給していたものと見られます。流石に高齢過ぎることを不審に思った年金機構の担当者が恵那市に確認して初めて死亡していたことが確認され、警察に告発して逮捕に至ったものです。
50年間も不正を続けた容疑者は大変悪質ですが、それを50年間見逃してきた年金庁、年金機構の無能ぶりは呆れるばかりです。これまでも、両親の死去を隠して不正受給するケースが各地で明らかになっていましたが、死亡届を出していながら不正を発見できないのは役所としての態を成していません。
現在準備が進められているマイナンバー制が導入されれば、こんなケースがボロボロ発覚するのかも知れません。
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