ファルコン9ロケットが打ち上げ失敗
現地時間28日午前10時20分(日本時間28日午後11時20分)に米国フロリダ州ケープカナベラル基地から打ち上げられたファルコン9ロケットは打ち上げ約2分後に爆発し、ISSへの物資を搭載していた無人補給船ドラゴンも失われました。
ISSへの補給船については、昨秋も無人補給船シグナスを搭載した米国のアンタレスロケットが1段目のロシア製液体燃料ロケットエンジンが爆発して打ち上げに失敗しており運用中止となっていました。
映像からは1段目の燃焼中に上部で異常が発生、漏れた燃料や推進剤によって爆発したものと考えられます。いずれにしてもシステム全体の信頼性を揺るがす事態であることは間違いなく、原因解明まで相当な時間を要するものと思われます。今年の4月28日にはロシアのプログレス補給船を搭載したソユーズロケットが打ち上げに失敗しており、ISSへの補給船の打ち上げ失敗が続いています。
今後のスケジュールとしては8月16日にH-IIBロケットで補給船こうのとり5号機が種子島宇宙センターから打ち上げ予定となっていますが、米・ロ両宇宙大国の信じられない事故が続く中、無事に打ち上げてくれることを期待します。
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