名古屋城天守再建計画
名古屋城は関ヶ原の合戦の後、1612年に徳川家康が9男義直のために天下普請として築城され、第二次大戦による空襲で1945年に焼失するまで天守など主要な建造物が現存していました。その後1959年に鉄筋コンクリートにより天守が再建されましたが、観光上の理由により最上階の窓の大きさが本来よりも大きくなっています。
名古屋城では、空襲で焼失した本丸御殿について詳細な実測図面や写真が残されていたことから、木造で復元されていますが、天守についても同様に当時と同じ木造で復元する構想が進んでいます。天守の復元には270~400億円の巨費が必要となるため、紆余曲折が予想されますが、掛川城天守など昨今は木造による城郭の復元が盛んに行われていますので、適切な手続きを経て、是非復元して欲しいものだと思います。
木造により再建された白河小峰城の三重櫓、実質的な天守です。
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