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2015年6月24日 (水)

三菱重工が開発中の水陸両用車に海兵隊が関心

昨日は沖縄で安倍首相も出席して「沖縄慰霊の日」に記念式典が行われました。沖縄で我が国唯一の地上戦が行われ、多くの住民が犠牲になったのは事実ですが、第二次大戦では原爆や爆撃などで全国民が惨禍を味わったのですから、沖縄だけの問題とせずに平和と我が国の安全保障について思いを致しても良いのではと思います。

さて、そんな中本日のMSNニュースがロイター電として南西諸島の防衛に必要とされる水陸両用車を三菱重工が開発しており、走行性能について海兵隊が関心を持っていると伝えています。以下引用です。

今年1月、海兵隊のトゥーラン中将は三菱重を訪れ、水陸両用車の試作品を視察した。主力戦車から転用したエンジンと新しい水中推進技術を搭載したこの装甲車は、海兵隊が要求する性能を満たす可能性があった。

揚陸作戦で海兵隊が約40年使ってきた「AAV7」よりも、地上での機動力に優れ、水の中を進むスピードも速いーー。同席していた関係者によると、トゥーラン中将は三菱重工の技術者からそう説明を受けたという。

「現時点では分からないが、陸上での機動性を犠牲にせず、水中で時速20ノット(37キロ)出せるなら非常に興味がある」と、試作車を視察した海兵隊の関係者は話す。とりわけ、エンジンと水中での推進システムが活用できそうだという。

AAV7の水中での速度は時速7ノット(13キロ)。日本の関係者によると、三菱重が研究中の車両は時速20─25ノット(37キロ─46キロ)だという。

離島防衛を強化中の日本は、陸上自衛隊が3000人規模の「水陸機動団」を2018年度までに編成する。米国から52両のAAV7を調達、配備する計画だが、複数の防衛省関係者は「旧式すぎる」と口をそろえる。

水中での速度が遅いことに加え、南西諸島での作戦に必要な環礁を走破する能力がない可能性があり、三菱重はその後継車両を念頭に新型車の研究を進めている。

引用が長くなりましたが、自衛隊が導入中の海兵隊が運用中の水陸両用車AAV-7が旧式になり、日米双方が新型の水陸両用車を必要としているようです。米国は以前EFVと言うAAV-7の後継車両を開発していましたが、車体コストが高騰し、開発を中止しています。三菱の開発がどこまでのものか、詳細は明らかにされていませんが、長年AAV-7を運用してきた海兵隊の将官がわざわざ試作品を視察したと言うことをみても、それなりの水準に達していると見て良さそうです。

また、米国には長年の運用実績やEFVの開発資料を持っています。日米が協調することで、開発期間やコストを圧縮することは十分可能だと思います。特に武器輸出三原則の緩和によって輸出への道が開かれた現在、国内だけでは生産数が限られるこの手の装備については海外との協力は避けて通れないのではないかと考えます。

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