ソ連が対日宣戦布告時に公電遮断
日本と旧それは1941年に相互に侵攻しない条約、日ソ中立条約を締結していましたが、条約期間中の1945年8月8日に一方的に条約を破棄、翌9日午前0時に突如日本側に侵攻を始めました。不意を突かれた日本側は総崩れとなったのですが、この時ソ連は公電を遮断して、宣戦布告を通告された日本大使館が本国に至急電を送ることを阻止していたことが、英国の国立公文書図書館の秘密文書で明らかになりました。つまり、日本政府はソ連の攻撃を受けるまで全くその事実を知らされぬ、だまし討ちだった訳です。
国際紛争は外交によって解決しろと言う意見があります。これはその通りだと思いますが、外交によって全てが解決できると考えるのは、この事例をとっても間違いだと思います。紛争内容について、いかに相手側と合意に達していても、いとも簡単に裏切られるのは世界遺産登録を巡る日韓交渉でも明らかです。
我が国の憲法は紛争解決の手段として武力を使うことを禁じていますが、理不尽な相手の力による現状変更を封じるため、時として武力を行使するのは当然の権利です。
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