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2015年8月24日 (月)

国内4番目の氷河?

現在でもアラスカやヒマラヤ、ヨーロッパアルプスなどには氷河が残っていますが、我が国では氷河によって出来た地形はあるものの、現在では氷河そのものはないと言うのが定説になっていました。ところが、2012年になって剣岳周辺の雪渓が氷河の要件を満たしていることが確認され、氷河として認定されています。

今回第4の氷河ではないかとされているのが、鹿島槍ヶ岳北峰の北東に位置するカクネ里の雪渓です。カクネ里は大川沢の源流にあり、隠れ里が転訛したものと言われ、その最奥部は鹿島岳北壁と呼ばれる雪壁のルートで、限られたエキスパートにのみ許された領域となっています。カクネ里は後ろ立山の主稜線の北東側に位置しているため、稜線からの雪崩が集中し、周囲を岩稜に囲まれて日照時間が少なく、雪渓が溶けにくいなど、氷河が存続する好条件に恵まれています。

カクネ里雪渓は全長が1Kmあり、国土地理院の地形図にも記号の表記があります。その規模の大きさから、以前から氷河なのではないかと言われて来ましたが、前述したように地形が険しいことから、2011年に氷雪用レーダーで、長さ600m、幅250m、厚さ40mの氷体が確認されるまで組織だった本格的な学術的な調査は行われて来ませんでした。

今回は信州大学などの学術調査団が今週から現地入りし、氷体にポールを設置してGPSによる位置測定を行ない、氷体の移動について観測することになっています。氷河とは、氷雪学会の定義では「重力によって長時間連続して流動する雪氷体」であるとされています。現場の斜度が20~30°あることから、氷河である可能性は高いものと見られますが、詳しい調査の結果が待たれます。

P8184053

氷河によって削られて出来た地形、カールと呼ばれています。

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