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2015年9月21日 (月)

夢の世界

登山をしていると一番欲しくなるものは水です。飲料としてはもちろん、食事の支度に水は欠かせません。もし、その日のルート上に水場がなければ、必要とする水を全て持ち運ばなければなりません。我が国は世界でも屈指の水資源の豊富な国のようですが、いつどこでも手に入る訳ではありません。一日歩いてテントを張る時、豊富な水量の水場が近くにあるのとそうでないのとは天国と地獄ほどの差があります。今回は、山中に湧き出る水が好きなだけ手に入る素晴らしいテント場に行って来ました。

さてシルバーウィークは大変な人出が予想されると言うことで、当初予定した山域を変更することにしたのは先日お知らせした通りですが、20日、21日と1泊2日の予定で南アルプスの青薙山(あおなぎやま 2406m)に登って来ました。この山は標高の割に入山者の少ない山ですが、今回も他の山が大勢の登山者で混雑する中、2日間で出会った登山者は2人だけと言う別世界の静かな山歩きを楽しむことができました。

青薙山の中腹には、池之平と呼ばれる地中から豊富な水がこんこんと湧き出る平坦地があります。前回1999年の夏に訪れた際には連日の雨で缶詰状態になったためか、幾張りものテントが立ち並び、ちょっとしたテント村のような状態でした。今回は5連休と言うことで、当時の再現かと心配しましたが、登山口の車の大洪水が嘘のように下山者2人と会っただけで、2日間貸し切り状態で山を楽しむことができました。

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池ノ平の水源、地下から豊富な水が湧き出ています。豊かな樹林に覆われた山ですが、不思議なことに水が汲めるのはこの場所だけです。

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湧き水の豊富なことは沢に流れ出る水量を見れば一目両全です。

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青薙山全体では針葉樹が大半ですが、池ノ平周辺は広葉樹が多くなっています。

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登山で冷たい水が手に入ることほどありがたいことはありません。今日はここがテントサイトなので、のんびり時間が使えます。まずは冷たい水でニッカの余市を割って至福のひと時です。

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青薙山はトリカブトが至る所で咲いていますが、頂上付近でも未だに花を付けていてビックリ。私が初めて赤石岳に登ったのは秋のお彼岸の頃でしたが、頂上の避難小屋で一泊している夜の間に初雪が降って驚かされました。標高が違うとは言え、これも温暖化の影響でしょうか。

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自分以外の登山者は全く現れず、静かな空間と時間を独り占め。まるで夢のようなひと時を楽しむことができました。

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