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2015年9月 8日 (火)

中日新聞が防衛費に関してミスリード

今朝の中日新聞に安倍政権の2年8か月を総括する記事が掲載され、見出しが「細る暮らし膨らむ防衛費」となっていましたので、ほうほうと記事を読んでみました。見出しからすると防衛予算が急増しているかの印象でしたが、ちょっと様子がおかしいようです。

防衛費と言うと戦闘機や戦車などの正面装備と呼ばれる装備の購入費を思い浮かべるかも知れませんが、防衛費の半分(約45%)は人件費が占めています。また、食糧費や燃料費なども含まれていますので、これらが値上がりすれば購入費が増加します。

記事には政権発足前の2012年と今年度の予算が比較されていますが、2012年の当初予算が90兆3339億円で、これを基準とすると2015年が96兆3420億円で6.7%の増加です。では防衛予算はと言うと2012年が4兆7138億円で2015年が4兆9801億円で5.6%ですが予算の伸びを下回っています。予算全体に占める防衛費の割合も2012年が5.21%であったのが2015年は5.17%となっています。

予算額の比較では確かに数字そのものは増えていますが、伸び率で比較すれば全体の伸び率以下であり、防衛費が膨らんだとは読み取れません。これが例えば二ケタ増などであれば、膨らんだと言えるのでしょうが、現状では誇張した表現ではないでしょうか。

一方、生活面の平均給与所得の比較では2012年が27万5250万円、2015年が27万7152円で0.7%の伸びとなっています。予算の伸びほどには増えていませんし、アベノミクス効果も実感できませんが、この数字を見る限り、収入が減少している事実はありません。

マスコミが政権に対して批判的な立場を取ることは当然ですが、事実と違う記事はミスリードと言われても仕方ありません。

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