ノーベル賞、連日の快挙
医学生理学賞の大村氏に続いて東大宇宙線研究所の梶田所長がノーベル物理学賞を受賞、連日の快挙となりました。受賞理由は宇宙線の1種である素粒子のニュートリノに、従来はないとされた質量があることを発見した功績によるもので、物理学の常識を覆す世紀の大発見でした。
ニュートリノの研究には神岡にあるカミオカンデ、スーパーカミオカンデの施設が使われました。スーパーカミオカンデはカミオカンデの後継機で地下1000mの地下に直径39m、高さ42mのタンクを設置し、光を電子に変える光電子増倍管を1万1200本並べた観測装置です。設備の核心となる光電子増倍管は光電子のトップメーカーである浜松ホトニクスが、先にノーベル賞を受賞している小柴氏の依頼によって一手に製造したもので、浜松ホトニクスはその名が示す通り浜松市に本社を置くこの分野の世界的な企業です。
と言うことで、またしても我が浜松市に縁のある人物が受賞、それも光電子増倍管がらみで2人目となって感慨もひとしおです。
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