放置廃屋
放置されたままになっている空き家が全国的に問題になっていますが、我が家の近隣にも何十年も放置されている廃屋があります。
中央のうっそうとした茂みが問題の廃屋ですが、樹木が生い茂って建物は全く見えません。近年はムクドリの大群がねぐらにしているため、夕方は鳴き声が大変にぎやかになり、タヌキやハクビシンの類も住み着いていたようです。
このような空き家は景観を害するだけでなく、放火の対象になったり、建物の倒壊や部材の飛散による二次被害を及ぼしたりしますが、建物が建っていることにより固定資産税が1/6になっていたことから相続税対策として放置の温床になっていました。そこで政府もやっと重い腰を上げ、固定資産税を6倍にし、自治体に撤去の代執行を認める「空き家対策特別措置法」を今年の5月26日に施行しました。
そんなことがあったのかは判りませんが、最近になって生い茂っていた樹木が刈り払われ、廃屋が外部から望めるようになりました。
住居跡。高齢の農業の男性が独居していましたが、逝去後は荒れるがままになっていました。
以前は印刷工場として使われていた建物です。原版のインク落としにガラス玉が使われていて、摩耗して廃棄物となったものをビー玉替わりにするため、子供の頃には良くもらいに行ったものでした。
今後の利用については明らかになっていませんが、恐らく宅地開発されるのではないかと思います。野鳥の生息場所が失われるのは残念ですが、季節風が強まる時期を控えて防犯上のネックが解消されることは歓迎です。
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