ボール投げで静岡県小5男子が2年連続で全国で最低
11日に公表された小5と中2を対象にした今年度の全国体力テストのボール投げで、静岡県の小5男子が2年連続して全国で最下位だったことが明らかになりました。全国平均が22.51mだったのに対し、21.43mと1m以上も下回る結果でしたが、全国平均も2008年以降低下傾向にあり、当初よりも3mも低下しているそうで、遠投力の低下は全国的な現象となっているようです。
私自身、ボールの遠投はあまり得意ではないので偉そうなことは言えませんが、全国平均を1mも下回ると言うのは何か原因があるように思われてなりません。昨今は公園でのボール遊びを禁じたりと、屋外で子供たちが自由に遊べる環境が大きく変化していますので、一概に子供たちの側に問題があると言うことよりも、体育におけるボール投げの指導方法や一人でも遠投の練習ができる遠投練習用のネットや壁の設置なども必要なのではないかと考えます。
ボールをより遠くに飛ばすには、やみくもに腕力に頼るのではなく、全身のバネを使ってタイミング良くボールをリリースすることがポイントで、全身の筋力やバランス、運動神経を必要とします。簡単な動作のように見えますが、運動の基本となるもので、野球選手などもキャッチボールのトレーニングを欠かしません。
今回、厳しい現実を突きつけられましたが、正しい投球法を指導された児童は記録を伸ばした実績もあるようなので、これを機に正しい指導方法が普及することと、それを生かす環境が整備されることを期待したいと思います。
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