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2016年1月11日 (月)

空の老兵は死なず、B-52が韓国上空を飛行

北朝鮮の4回目の核実験に対し韓国内で厳しい世論が沸き起こっています。そんな中、日本時間の10日正午頃、韓国ソウル近郊の烏山空軍基地周辺をグアムに駐留するB-52戦略爆撃機1機が低空で飛行しました。B-52には韓国空軍のF-15K戦闘機や米空軍のF-16戦闘機が編隊を組んで随伴しましたが、B-52は着陸せずにそのままグアムに引き返したことから、北朝鮮の挑発に対し、米国が本気で韓国の防衛に当たる決意であることをアピールすることが狙いだったと見られます。

B-52は核爆弾のほか、射程約2500Kmの核弾頭W-80-1(150キロトン)搭載の空中発射型巡航ミサイルAGM-86Bを搭載することができる大型の戦略爆撃機で、米国は76機を保有しています。ところで、B-52は朝鮮戦争の休戦後の1955年に配備が開始され、1962年に最終号機の生産が終了していますから、最も若い機体でも製造後50年を経ている大変古い機体です。

もちろん製造された当初のままではなく、エンジンはターボジェットからターボファンのタイプに換装されていますし、航行装置や兵装関係も必要に応じて改装されています。米軍は2045年までB-52の運用を続ける予定なので、製造後80年以上にわたって現役を続けることになっています。自衛隊でも国産旅客機YS-11を転用した機体を現在でも運用していますが、こちらも製造から50年近く経っており、空飛ぶ博物館と言った感があります。

B-52は亜音速でステルス性もありませんので、対空ミサイルが発達した現在では敵国上空に侵入すれば簡単に撃墜されてしまいますが、前述したように遠く離れた洋上から巡航ミサイルによる核攻撃が可能となるため、現在もグアムのアンダーセン空軍基地で東アジアに睨みを利かせているのです。まさに老兵は死なず、の存在と言えるでしょう。

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