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2016年1月22日 (金)

軽井沢バス転落事故は操作ミスか

軽井沢のバス転落事故について、新たな事実が次々と明らかになって来ました。事故現場付近の道路に設置されていた監視カメラの映像には、ブレーキランプが点灯している様子が映っており、居眠りの可能性が排除されました。またバスはかなりの高速で走行しており、映像の解析からおよそ時速80Kmのスピードだったと見られています。車体の検証からは、ブレーキ系統に異常は見られなかったことが明らかになりましたが、ギアの位置がニュートラルになっていたことが判りました。

通常下り坂を走行する際は、ギアをシフトダウンしてエンジンブレーキを利用しますが、ニュートラルではエンジンブレーキは作用しません。では、何故ニュートラルにしてしまったのか?

手掛かりとして浮上しているのが、問題のバスのシフト機構がフィンガーシフトだったと言うことです。大型バスの場合、運転席と後部にあるミッションの距離が長くなりすぎるため、電気的にエアーで操作するフィンガーシフトが採用されていると言うことです。これは、オートマチックとは違い、あくまでもドライバーがギアの操作をしてシフトチェンジを行なうもので、軽い力で操作できるメリットがあります。

しかし、欠点として車のスピードと選択したギアとが適切でなく、回転数が折り合わない場合は変速されずにニュートラルになってしまうことがあります。また、シフトレバーとギアが直接機械的につながっていないので、変速時のフィーリングが伝わりません。つまり、あるギアに入れようと思って操作した場合、選択したギアが低すぎるとそのギアに入らずニュートラルになってしまいますが、ドライバーにはそのギアに入らなかった感触が伝わらないと言うことです。ドライバーが大型バスには不慣れだったことから、こうした仕組みについて十分認識していなかった可能性は高いものと思われます。

監視カメラの映像から、ドライバーがブレーキとハンドル操作をしていることが読み取れます。シフトダウンしたつもりがエンジンブレーキが利かず、フットブレーキでは対応しきれずに暴走したと考えれば、こんな走り方になるのかも知れません。

下り坂でスピードが出過ぎたこと、フィンガーシフトであったこと、ギア位置がニュートラルになっていたことを考え合わせると、あくまでも推定ですが、ドライバーの意思に反してギアがニュートラルになっており、そのことに気づいていなかった可能性が高いのではないでしょうか。

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