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2016年1月 6日 (水)

北朝鮮が4回目の核実験を実施

本日午前10時30分頃、北朝鮮北部を震源とするマグニチュード5.0の人工地震を観測し、地震波の形状、及び震源の深さが0Kmであること、震源が北朝鮮の地下核実験場付近であるから核爆発によるものと断定されました。また、午後0時半に、北朝鮮政府が水爆による核爆発を行なったことを特別放送で発表しましたが、韓国政府によれば爆発の規模は6キロトンと見られ、前回の7.9キロトンより規模が小さいことから水爆による爆発ではないのではないかとの見方が広がっています。一般的に水爆は原爆の100倍の威力があるとされていますので、本当であれば6~8メガトン程度の爆発となります。

水爆を起爆するには原爆を起爆させ、その核分裂で発生した超高温や超高圧によって重水素や三重水素に核融合反応を起こさせます。今回の爆発の規模が前回よりも小さかったことから、この起爆剤としての原爆の爆発だけだったと推測できる訳です。北朝鮮はパキスタンのカーン博士から原爆の技術を入手したと見られていますが、水爆は原爆よりもはるかに精密な技術が必要になることからミサイル搭載用の原爆を保有しているパキスタンでさえ実現していない水爆の技術を北朝鮮が単独で開発したとは到底考えられません。

アメリカ空軍の大気分析特殊偵察機WC-135コンスタントフェニックスが北朝鮮の核実験の確認の為に嘉手納基地から飛び立ったとの報道や、日本政府も空自のT-4練習機に集じん装置を搭載して放射性物質のサンプリングを行なう方針を明らかにしていますので、いずれ調査の結果が明らかになる筈です。

現段階で北朝鮮が水爆の開発に成功したことや、それを弾道ミサイルに搭載できるほど小型化したことを裏付ける証拠は何一つありません。北朝鮮はそれらを手中にしたことで、自らの地位を高めたい政治的な思惑がありますが、まるで竹光を本物の日本刀だと言い張っているのと同じです。また、仮にそれらを戦力化できたとしても米国はそれを圧倒する数の核兵器を保有しています。実態が明らかになるまでは必要以上に騒ぐことはないのではないかと思います。

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空自のT-4練習機。本来はパイロットの訓練のための機体ですが、試験機に随伴して飛行したり、空気中の放射性物質など浮遊物の収集のために飛行することもあります。

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