H-IIAロケット30号機打ち上げ成功
X線天文観測衛星ASTRO-Hを搭載したH-IIAロケット30号機は、17日午後5時45分に種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星は無事軌道に投入され、「ひとみ」と命名されました。H-IIAロケットはこれで24回連続して打ち上げに成功し、同型のエンジンを搭載するH-IIBロケットと合わせると35回中34回の成功となり、成功率は97.1%となりました。
また、マスコミではあまり取り上げられませんでしたが、30号機では新型の衛星切り離し機構がテストされ、これまでの火薬による切断からラッチ機構による解放で、衛星に与える衝撃を緩和することになっていました。分離の結果については今のところ何も発表されていませんが、今後新機構による衝撃緩和の結果が明らかにされるのではないかと思われます。
かつてはハラハラしながら見つめた打ち上げの模様ですが、最近は無事に上がって当たり前と思えるような、完璧な打ち上げでした。
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