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2016年2月22日 (月)

在イラン邦人救難機とコブラ・ゴールド16

今月17日、タイのチョンブリ基地において在留邦人80名が参加して邦人救難訓練が行われました。これは多国間軍事演習「コブラ・ゴールド16」の一環として行われたもので、「コブラ・ゴールド16」には自衛隊の他、タイ、米国、マレーシア、シンガポール、韓国、中国、インドが参加しています。

今年の訓練では初めて陸自の高機動車1両が投入され、空自の輸送機C-130Hまで邦人達の警護を行ないました。

邦人救護で思い出されるのはイラン・イラク戦争の際、1985年3月にイラクのフセイン大統領が突如イラク上空を飛行する民間機を撃墜すると宣言し、各国とも救難機を派遣した際に、わが国だけは法の不備によって救難機を派遣することができなかったことです。この時は出国期限が迫る中、隣国のトルコが大統領令によって自国民の救援を差し置いて我が国法人の救難に当たってくれました。この時のエピソードは映画「海難1890」に詳しく描かれていますので一度ご覧ください。

今日、海外には多くの日本人が滞在していますが、万一予期せぬ武力紛争や大規模災害が発生した場合にも、これまでは自衛隊の車両を持ち込むことさえできませんでした。2013年にアルジェリアで起きたプラント襲撃事件では自衛隊の派遣すら法整備の不備を理由に見送られました。あのテヘランの救出劇から30年も経っているのに大変な怠慢と言える事態です。

自衛隊の海外派遣については、何かと反対する勢力がありますが、実際にそれを必要とする事態が発生した時、変わり得る手段は他に存在しません。自国民の安全を守るのは政府の責任です。陸自は海外での危険下における邦人輸送用に、対地雷性能を備えた装甲防護車両を4両を導入していますが、早急に海外展開できる体制作りが求められます。

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