マンサクと桜
マンサクの花と言うと雪解けのイメージがありますが、私が初めてマンサクを見たのはまさしく雪解けの山でした。その年、登山道のない山として知られる、加賀の笈ヶ岳(おいずるがたけ)をテレマークスキーで目指しましたが、あまりに雪が少なく、手前の大笠山から下山することになりました。大笠山の登山口である桂湖へスキー滑降で降りる途中、足元にカタクリの花が咲き乱れる中、頭上にマンサクの黄色い花が咲いていたのを今も鮮明に覚えています。その後地元浜名湖の西岸にいくつか生息地があることを知り、春を告げる花としてその季節に訪れています。
歳を経るごとに体がなまり、正月に山に登ることもしなくなってしまってしまいましたが、いくら何でも行かな過ぎるのを反省し、久しぶりにワンコを連れてマンサクを見に山歩きに行って来ました。
湖西市の梅田から神石山を目指して登りましたが、登山口に桜が咲き乱れていました。
今日は移動性高気圧に覆われ、風も弱く穏やかな気候で絶好の登山日和になり、早くもハチの姿も見受けられました。
神石山山頂にて。いつ来ても登山者の多い頂きですが、今日も10名ほどの登山者が浜名湖の景色を眺めながら昼食を摂っていました。
神石山からの下山は普門寺ルート、いつもはカタクリが咲く頃に訪れているので、今の時期に咲いているのか、半信半疑で行ってみたのですが、ご覧の通り見事に咲いていました。
若葉が芽吹く前の冬枯れの風景の中で、明るい色の花は文字通り春が来たことを告げる春告げ花そのものです。
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