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2016年3月19日 (土)

空自がC-2輸送機を公開

航空自衛隊は15日、来年度三保基地に配備予定の国産の新型輸送機C-2を報道陣に公開しました。空自は現在国産のC-1と米国製のC-130H輸送機を運用していますが、C-1は開発時の政治情勢から航続距離が短く抑えられ、海外への任務に応えられない状況となっています。またC-130Hは戦術輸送機として多くの国で運用されていますが、ターボプロップエンジンのため速度が低く、やはり海外に迅速に派遣できないことがネックとなっています。

C-2の最大貨物積載量は30トンで、C-1の3倍以上、CH-130Hの2倍近くとなっており、12トンの物資を搭載した場合、6500Kmを無給油で飛行することが可能となっています。一部の軍事愛好家からは、国産開発するよりも、より大型の米国製C-17輸送機を導入すべきだったとの意見がありますが、わが国の地理的要件からは使いづらい機体ではないかと思われます。

一例を上げればC-2の最大離陸重量は141トンで車輪の数は14個です。車輪1個当たりにかかる荷重は単純計算で10トンなのに対し、C-17の最大離陸重量は265トン、車輪の数は14個で車輪1個当たりの荷重は22トンとC-2の2倍以上になります。この数字が大きいほど滑走路に与えるダメージが大きくなります。ちなみにAWACSのE-767の場合は21.8トンとなり、ほぼC-17と同じ数字になります。このため、導入に当たっては配備先の浜松基地の滑走路の補強を行なっています。それから考えると、離島の空港などでの運用を考慮したC-2の10トンと言う数字がいかに小さいかが覗えます。

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現行のC-1輸送機。機動性が高く、高速での飛行と短距離での離発着性能に優れた機体です。

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