名古屋城木造天守は500億円
名古屋市の河村市長は、かねてから名古屋城の天守を木造で復元する構想を立てていましたが、施行業者を公募した結果、総事業費を500億円と示した竹中工務店と優先的に交渉することになったと29日に発表しました。
当初市側が目標とした400億円を100億円上回る結果となりましたが、これは市側が2020年7月の完成を目指していることから工期を優先して夜間作業を取り入れることなどで、費用が割高となったようです。今後、市民アンケートにより計画の妥当性を問い、賛成が得られれば、6月の市議会に設計費の予算を上程し正式に契約を結ぶ意向です。また、事業費についても今後の竹中工務店との協議の中で、できるだけ圧縮したいとしています。
名古屋城は木造のままま残され、戦前は国宝とされていましたが、第二次大戦の空襲で焼失してしまいました。しかし、内部の詳細な測量図などが残されていることから、かなり忠実に再現が可能とされていました。これまでは河村市長の夢物語でしたが、これでいよいよ実現に向けて一歩を踏み出すことになります。
世界遺産に登録されている国宝の姫路城です。
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