« 大分県議にも政務活動費疑惑 | トップページ | コメンテーターの経歴詐称 »

2016年3月16日 (水)

海自潜水艦が17隻体制に

海上自衛隊は今月7日、17隻目の潜水艦となるそうりゅう型潜水艦の7番艦じんりゅうを就役させました。我が国は長らく潜水艦の配備数を16隻としてきましたが、周辺国の軍事緊張を受け、年1隻ずつ増やしていき今後は22隻体制に移行することが決まっていますが、増勢となる最初の艦がじんりゅうで、艦尾のX型の舵が特徴です。

我が国の潜水艦は建造能力の維持のため、川崎重工と三菱重工が1年おきに交互に建造しているため、一気に多くの艦を造ることができないのと、乗員の養成に時間がかかるため、このような形で増勢を図ることになっています。

Photo

浮上航行中のそうりゅう型潜水艦 自衛隊のHPより

通常潜水艦の寿命は30年ほどとされていますが、定数16隻を守るためわずか16年で退役させ、代わりに新しい艦を就役させると言う他国から見れば贅沢な運用を行なって来ました。ただ、艦寿命が30年と言うことは30年前の設計で造られた艦と言うことになりますから、16年で更新する海自は常に最新型の潜水艦を運用できることになり、少数精鋭の艦隊でもありました。

海の忍者とも呼ばれる海自の潜水艦の運用は一切が秘密とされていますので、具体的にどの海域でどのように行動しているのかは不明ですが、チョークポイントとなる宗谷・津軽・対馬の三海峡に潜んで他国の艦船の往来に睨みを利かせていると言うことです。

全ての装備に言えることですが、配備すれば全数がいつでも運用可能と言う訳には行きません。潜水艦も例外でなく、常に補給や定期整備などで係留されている艦がありますので、16隻体制と言っても実働できたのは半数程度だったと考えられます。先の三海峡の警備に3隻を回せば、他の海域に振り向けられる艦の数は限られてきます。有時には練習艦の2隻も実戦に配備可能ですが、これまでは最低限の運用しかできませんでした。数が増えることにより、より広範囲な海域の任務に就くことができますので、わが国の安全保障にとって今回の増勢の意義は大きいものと思います。

|

« 大分県議にも政務活動費疑惑 | トップページ | コメンテーターの経歴詐称 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 海自潜水艦が17隻体制に:

« 大分県議にも政務活動費疑惑 | トップページ | コメンテーターの経歴詐称 »