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2016年4月15日 (金)

熊本県で震度7の大地震

昨夜9時26分、熊本県熊本地方を震源とする震度7の地震があり、益城町を中心に多くの家屋が倒壊して多数の死傷者が出ています。発生が夜間だったこともあり、行方不明者や建物被害の全容は把握できていませんが、回送中の新幹線が脱線したり、熊本城天守の瓦が落ちたり、石垣が崩れる被害が出ています。

強い余震が続いており、本震で倒壊を免れた建物でも余震で更に破損が進む事例が多く発生している模様です。昨夜10時40分には熊本県知事から自衛隊に対し、災害派遣の要請がなされ、消防や警察と協力して被災者の救出に当たっています。

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昨年5月末から6月にかけて熊本周辺を訪れましたが、まさかこのような大災害が起きるとは夢想だにしていませんでした。益城町周辺の美里町や山都町には、江戸時代に作られた石橋が今も残っていましたが、この地震による被害がないことを祈るばかりです。

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山都町にある国の重要文化財に指定されている通潤橋。石をアーチ状に積み上げただけの構造で、最上部に石をくりぬいたパイプがあり、今も谷を越えて農業用水を送っています。

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美里町にある霊台橋。かつては国道として使われていた通行のための石橋で、こちらも国の重要文化財になっています。

被害の全容は未だつかめていませんが、熊本県内の高速道路は現在通行止め、ホンダの熊本製作所は本日の操業を中止するなど時間を追うごとに影響が拡大しています。亡くなられました方々のご冥福と被害が最小限にとどまることをお祈り致します。

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コメント

御無沙汰しています。

東日本大震災のときもそうでしたが、天災は突然前触れもなくやってきます。
そして、TVに映し出される映像に目が釘付けになりながらも、現実のものと実感ができずにいる自分がいます。

今回の地震では、携帯電話の緊急地震警報がけたたましく鳴った数十秒後に山口でも揺れを感じました。
前回の震災から5年間が経過し、天災を忘れかけていた頃、有事への備えが必要と再認識しているところです。

投稿: 山奥 | 2016年4月16日 (土) 19時50分

山奥さん、コメントりがとうございます。

こちらこそ、ご無沙汰しています。今回の震源域は熊本地方・阿蘇・湯布院と、昨年私が訪れた地域ばかりです。中でも熊本城は本丸御殿や飯田丸五階櫓が復元され、GWには多くの観光客が訪れる筈だった場所で、テレビに映し出される光景にショックを受けています。

九州観光の目玉になった豪華列車「ななつぼし」も豊肥線が寸断されてしまい、復旧には相当な日数がかかものと思われす。

今回の災害は、被災者にとってはまさに青天の霹靂だったと思いますが、常に自らの身は自らで守る気概を持つことが大切だと改めて教えられた思いです。

投稿: 雨辰 | 2016年4月16日 (土) 20時26分

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