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ムスダン発射もまたも失敗

北朝鮮が本日早朝、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しましたが、直後に爆発し発射は失敗に終わりました。弾道ミサイルは射程3000km以上とされる新型ミサイルのムスダンと見られますが、先月の3回の失敗に続き、またしても失敗したことになります。ムスダンは旧ソ連が開発した潜水艦発射の1段式液体燃料ミサイルのR-27をコピーして全長を延伸し射程距離を伸ばしたものですが、開発段階で実射試験が行われないまま実戦配備されたことから、信頼性に疑問符が付いていました。

ムスダンの前に実戦配備されたノドンも常温液体燃料を使用するミサイルですが、こちらが発射直前に燃料を注入する方式なのに対し、ムスダンは事前に酸化剤や燃料をタンクに注入しておく方式です。酸化剤の赤煙硝酸は大変腐食性が高く、タンクには腐食に耐える材質、強度が要求されます。ムスダンが4回連続して打ち上げに失敗したのは、こうした構造上の問題が起因している可能性が高そうです。

北朝鮮は、日本列島を飛び越えて太平洋に打ち込むことで、軍事力を誇示しようとしたものと見られますが、4連続失敗は技術の未熟さを露呈し、内外に勇ましい掛け声をかけた金政権の権威は大いに傷ついたものと思われます。

北朝鮮のミサイルが、我が国上空に落下する可能性はないとする見方をする人もありますが、こうも技術的未熟さを見せつけられますと、何が起きても不思議ではないとしか感じられません。

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空自に配備されている弾道ミサイル迎撃用のPAC-3です。

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5月のアクセス数が5割アップ

昨年の9月からブログのアクセス数について統計を取り始めました。日々どれくらいのアクセスがあるのか知りたかったので、その月の合計数と月間平均アクセス数、最小アクセス数と最大アクセス数が表計算によってわかるようにしてあります。これまで7か月の結果としてはアクセス合計17827回、月平均2218回、1日平均72.3回となりました。

ところが、どういう訳か5月に入って数字が急上昇、30日までの合計数が3513回、一日平均が117回と過去の平均を50%以上上回る数字となっています。ここ最近はブログのデザインやパーツも変更しておらず、記事の内容もこれまで通りのつもりなのですが、うれしい反面、ちょっと狐につままれた心境です。

何はともあれ、多くの方に訪問いただくことは、うれしい限りです。この現象がいつまで続くのか分かりませんが、この場を借りて御礼申しあげます。好き勝手を書き連ねたブログですが、引き続きご愛読のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。

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国交省が燃費測定を国際基準採用へ

三菱自動車とスズキによる燃費不正の余波が続いていますが、こうした不正の防止策として、国交省が測定方法を国際基準に変更する方針であると、本日の毎日新聞Web版が伝えています。以下引用です。

排ガスと燃費試験の国際基準は国連の作業部会で14年3月に成立。日本と欧州連合(EU)が導入に向けた準備を進めており、インドなど新興国も採用する方向だ。国交省は年内に法令整備を終え、18年に国際基準に統一。20年ごろまでは現行の試験方法と国際基準による数値がカタログに併記されることになる。

 日本は現在、08年に導入した試験方法「JC08モード」を採用。ただ、エンジンが温まった状態でのスタートが可能なことなどにより燃費性能の数値が良く出る傾向にある。国際基準はエンジンが冷えた状態からスタートし、平均時速も24キロから36キロに上がるなど現実の走行に近づくため「日本の現行方式より燃費性能が低く出る傾向にあり、実際の燃費に近くなる」(国交省)という。

現在のJC08モードではハイブリッド車が30Km/L超えの数値となっていますが、実走行では軒並み20Km台と大きな乖離を見せています。本来消費者の利益になるべき指標で、現実離れした数値を見せられるより、悪くても現実的な数値のほうが消費者には有益です。

しかし、かつての60Km定速走行での燃費の0.7掛けが結構実走行値に近かったことを考えると、問題だらけのJC08モード採用の妥当性についてもこの際検証する必要があるように思います。

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浜松基地に再注目

サミットも無事に終了し、浜松基地に前進配備されていたF-15JやE-2Cも、それぞれの舞台に帰って行きました。

航空自衛隊浜松基地には、戦闘機パイロットを養成する第一航空団と早期警戒管制機、AWACSの警戒航空隊の第603飛行隊が配備されています。航空自衛隊第二術科学校の整備用教材としてF-15JとF-2戦闘機が配備されていますが、実戦に運用されることはなく、今回も那覇の第304飛行隊のF-15Jが前進配備されていました。

浜松基地にAWACSのE-767が配備されているのは日本のほぼ真ん中にあり、南北どちらの方面に向かうのにも都合が良いことと、周辺国から一定の距離があり、有事の際に攻撃を受けにくい立地からだと言われています。

しかし、対中国の観点で見た場合、もし日中が南西方面で武力衝突した場合、真っ先に黙らせたいのが遠方から敵機を発見し、味方戦闘機に攻撃の指示を出す浜松基地のAWACS、E-767ではないでしょうか。その意味では配備元の浜松基地が、航空機から発射された巡航ミサイルなどの攻撃の対象になる可能性があり得るものと思われます。

浜松基地に最も近いのが262Km離れた石川県小松基地、次に292Km離れた茨城県百里基地です。いずれも20分から25分ほどで飛来することが可能ですが、初動の20分は大変貴重です。そこで今回のようにスクランブルが予想される事態となった場合には、臨時に浜松基地に実戦部隊を配備するのもありかと考えますが、いかがでしょうか。

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福岡県築城基地のアラートハンガーとF-2戦闘機。アラートハンガーはスクランブルする戦闘機が24時間待機している場所で、築城基地の場合、爆弾やミサイルの攻撃に備えて掩体壕(えんたいごう)となっています。写真はスクランブルの訓練で、ゲートを開けてF-2が出て来たところです。

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語るに落ちた舛添疑惑問題

東京都の舛添知事による公私混同の政治資金不正使用疑惑は、舛添氏の不誠実な会見により、品格の無さと傲慢さが益々明らかになっています。元々政治学者であった経歴を生かし、これまで培った知識を駆使して方便を重ねていますが、策士、策に溺れるの例えの通り食言で墓穴を掘っています。以下産経新聞Web版からの引用です。

~東京都の舛添要一知事は27日の定例会見で、自らの政治資金などに関する新たな疑惑について「全てがクロではない」などと反論し、謝罪に終始した前回の会見から一転して強気の姿勢も見せた。~

語るに落ちるとはこのことです。「全てがクロではない」と強弁していますが、全てでない、と言うことは大半はクロであることを自らが認めていることに他なりません。いつまでも職にしがみついている姿は見苦しい限りです。都民の実に98%が舛添氏の弁明に納得していない中で、かつて自身が述べていた政治家の高潔性に反して居座る姿は醜悪であり、首都の首長として誠に恥ずかしい限りです。

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中国へのブーメラン

オバマ大統領の広島への歴史的な訪問に対し、例によって大国意識丸出しで、先の岸田外相訪中時にも無礼な振る舞いをした中国のいかれた外相が難癖を付けています。曰く、「広島は注目に値するが、南京はさらに忘れるべきではない。被害者には同情すべきだが、加害者は永遠に責任を逃れられない」と。

では王毅に問いますが、中国が1979年にベトナムを侵略した中越戦争についてはどう考えているのですか。中国が後ろ盾となった自国民虐殺政権のポルポトを打倒したベトナムに激怒し、ベトナムに侵攻したことを未だかつて公式に謝罪も反省もしていない中国政府には加害者としての責任が永久に突きつけられることになるのです。自身の蛮行に頬かむりして他国を非難する厚顔ぶりには、ただただ反吐が出るだけです。

オバマ大統領が核廃絶への決意を新たに表明した時に、中国は核搭載原潜の太平洋への展開を明言しました。これこそ被害者面した侵略者の素顔そのものです。チベットのみでなく、侵略を繰り返す中国に歴史認識を語る資格などありません。

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今日の浜松基地

浜松基地が厳戒態勢下にあったのは先の記事の通りですが、今日はお客様がありました。

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いきなりブルーインパルスが降りて来ました。29日に鳥取県にある三保基地の航空祭があるので、松島基地から遠征の途中みたいです。

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第2陣が編隊でフライパス。

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これが晴天だったら最高なのですが・・・・。

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T-4練習機がタッチ&ゴーを繰り返していました。イーグルは飛びそうにありません。

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こちらもタッチ&ゴーです。

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お昼前にT-4が本当に降りて来ました。この頃やっと空が明るくなりましたが、残念ながら時間切れとなってしまい、本日のお目当て、イーグルとホークアイの飛ぶ姿を見ることはできませんでした。

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帰り道、未練がましくフェンス越しにエプロンを覗いたら、ホークアイは翼を折りたたんでお休み中でした。

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厳戒の空自浜松基地

オバマ大統領が広島の地を訪れた歴史的な日となった本日、サミットを空から警備した航空自衛隊の浜松基地に行って来ました。ベースとなるエアパークに入ろうとすると、なんと臨時休館でした。これもサミットの余波ですが、仕方ありません。少し離れた駐車場に車を置いてフェンス越しにカメラを構えました。

浜松基地には基地警備用に、防弾仕様の軽装甲機動車が配備されていますが、航空祭の時に展示車両として見かけるぐらいで、通常は見かけたことはありません。ところが今回は、F-15J戦闘機が多数展開しているからか、しょっちゅう滑走路周辺を警備しています。すべて同一の車両と思っていましたが、他基地からの応援車両もいたようです。

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エアフェスタの時に展示されていた浜松基地配備のNo.45-6061号車です。

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浜松基地配備のNo.45-6060号車です。

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岐阜基地配備のNo.45-6033号車です。

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松島基地配備のNo.45-6085号車です。

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更に警備犬まで投入する念の入れようです。誘導路脇に犬舎が設置されているのは知っていましたが、今までそこに警備犬がいるのを見たことがありませんでした。今回の警備がいかに厳重であるかを如実に物語っていました。

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陸自実弾誤射続報

北海道の陸上自衛隊の訓練で、誤って実弾が使用された事故の詳細が少しずつ明らかになって来ました。

小銃を発射したのは襲撃側2名、警備側7名の9名で、79発発射したと言うことです。単純計算で一人9発ほど発射している勘定ですが、空砲の想定が実弾を発射すれば先端のアダプターが破損するのに、この数を撃たないと気付かなかったことになりますが、疑問が残ります。

また、最大の疑問だった何故実弾が使用されたかですが、訓練を行なった部隊が空砲の支給を申請しましたが、上級部隊の担当者が誤って実弾の申請をしてしまい、保管庫から実弾が支給されたことが判明しました。これは驚くべき事態で、まるでボールペンの赤と黒を間違えるような初歩的な処理ミスです。

陸自の規定がどうなっているのか判りませんが、通常の組織であれば起案部署からの請求伝票に対し、上級監督者が内容を確認し、問題がなければ承認して物品が受け渡しされます。当然その際に、要求した物品と現物が一致しているかの確認が行われます。

今回の事故では、当初の要求書面(さすがに口頭での申請はあり得ないでしょう)を上級部隊が書き換えていますが、この段階で誤記が発生することは良くあります。従って、元の文書と新たに発行された文書を照合し、誤りがないことを確認します。この作業を経て、新旧の文書を添えて上級者の承認を得て、新しい文書が有効になります。

小銃弾は20発ごとに小箱に包装されていますが、空砲・実弾の表記がなされ箱の色も変えています。訓練部隊が請求した小銃弾を受け取った際に、要求した5.56ミリ弾の実弾であれば、その段階で気づかなければなりませんが、漫然と受け渡しが行なわれてしまったことになります。

すべての作業には従うべき規定が定められていますが、現場が実際にその通り行動しない場合もあります。それを防止するために、確認時の確認サインの記録を残したり、規定が守られていることを確認する監査を行ないます。このような重大な過失が幾重にも見過ごされたことに大変驚くばかりです。

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自衛隊の軽装甲機動車です。

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サミットをサポートするレーダー基地

先ほど自宅上空を、聞き慣れないエンジン音の航空機が南下して行きましたが、今日も雲がかかっていて機体の確認ができませんが、おそらくE-2Cだったのではないかと思われます。

今日からサミットが開幕しましたが、西側主要国の首脳が一堂に会するので、最高レベルの警備が行なわれています。会場の賢島へは橋を使うか船舶での移動となりますが、いずれも厳重な警備が敷かれているので、関係者以外は入場できません。残る空からの接近は航空自衛隊が地上と上空からレーダーで監視しています。

それでは実際にどこにレーダーが設置されているかを見てみます。まず最初はお膝元の三重県です。津市の西側にある笠取山(842m)の山頂近くにJ/FPS-3Aレーダーを設置した笠取山分屯基地があります。笠取山のレーダーは元々はJ/FPS-3でしたが、弾道ミサイル防衛のため、能力向上の改修をされてJ/FPS-3Aとなっています。笠取山レーダーは主に伊勢湾から遠州灘方面を睨んでいますが、浜松基地に配備されている弾道ミサイル防衛用のPAC-3はこの笠取山からの情報に基づいて迎撃態勢を取るものと思われます。

その南にあるのが和歌山県串本市にある串本分屯基地です。串本分屯基地のレーダーは紀伊半島の東端に突き出た位置にある大森山(171m)の南斜面に設置されたJ/FPS-6SとJ/FPS-20Sの2種類のレーダーの組み合わせです。元々駐留米軍が開設した基地でしたので、米国製の古いタイプのレーダーとなっています。今後は最新鋭のJ/FPS-7に換装される見込みですが、時期については未定です。太平洋南方から伊豆諸島方面を監視しています。

一番東側にあるのが静岡県御前崎市にある御前崎分屯基地です。御前崎分屯基地は太平洋に突き出した海抜40m程の岬の上にあり、J/FPS-2レーダーが設置されています。先日中谷防衛相がサミット警備に当たる浜松基地を視察に訪れた際には、この御前崎分屯基地にも足を延ばしています。

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御前崎灯台の上から見た御前崎分屯地のレーダードーム。海に面している好位置にあり、房総沖から紀伊半島にかけての太平洋上空を睨んでいます。

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入り口付近から見たレーダードーム。発電関係でしょうか地下に機器が設置されているようです。

それぞれのレーダー域はかなりの部分がオーバーラップしていますので、万一トラブルで停波するようなことがあっても十分他のレーダーでカバーすることができるのではないかと思われます。

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陸自実弾誤射の謎

23日に北海道の演習場で行われた、輸送車両が敵に襲われた事態を想定した防護訓練で、攻撃側・防御側の双方31名が空砲を打ち合う想定の訓練で、実弾79発が発射され隊員2名が負傷する事故が発生しました。

事故の詳細は明らかになっていませんが、通常実弾と空砲の保管庫は別の場所になっており、誤って実弾が支給されることは起こり得ない仕組みになっています。また空砲使用時は、小銃先端に空砲を使用していることが明らかになるアダプターを装着することになっており、誤って実弾が発射されてもこのアダプターによって実弾が飛び出さない構造となっています。

このような事態は本来は起こり得ないのですが、訓練時に全員に空砲の代わりに実弾が支給されましたが、誰も気づかないままマガジンに装填され、発射でアダプターを破損してもしばらくは気づかないまま訓練が行われたことになります。

死者が出なかったのは不幸中の幸いでしたが、このような重大なミスがみすみす犯されるとはとても信じられません。空砲と実弾の取り違えは、自衛隊発足以来初めての不祥事です。何か重大な事実が明らかにされていないように思われますが、事は人命に係わる重大事です。是非とも真実を明らかにすべきで、いい加減な幕引きは決して許されません。

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浜松基地の沈黙

26日からのサミットを控え、週明けから浜松基地も賑わいを増すものと思っていましたが、どうやら本番に備えて通常の訓練は手控えているようです。いつもは何回も爆音を響かせてT-4が飛行するのですが、今週になってその姿を見ることはほとんどありません。最近近所の二か所で建築工事をしているため、騒音でエンジン音に気が付かない可能性もない訳ではありませんが、少なくとも今週になってT-4を見ていません。

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2機編隊で離陸するT-4練習機。空自浜松基地はT-4練習機の飛行訓練基地となっています。

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日本の空の守りを担っているF-15J戦闘機。

今週は本番に備え、F-15の飛行訓練が連日行われるものと思っていましたが、今のところ目立った動きは無いようです。明日は多くの国の要人が、来日することになりそうです。果たして浜松基地に動きはあるのでしょうか。

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翁長知事がオバマ大統領との面談を要求

沖縄県での米軍軍属による女性殺害事件を受け、翁長知事がオバマ大統領に再発防止を直接要請したいと安倍首相に要求しています。安倍首相は、米国側に強く再発防止を申し入れたと説明した上で、オバマ大統領との首脳会談では厳正な対処を求める考えを伝えました。

翁長氏は、以前にも基地問題について米国高官と会談したいとして押しかけ訪米をしましたが、外交は政府の専権事項であり、それなりのチャンネルで、双方の役職に見合ったメンバーが意見交換や交渉を行なうのが通例です。外国の一首長の要望をいちいち取り上げていれば、それが前例にされて収拾がつかなくなってしまいます。

多忙な米国大統領が面談するのは国家元首クラスの指導者か、世界的に影響力を持つ著名なその分野の第一人者です。翁長氏が何を勘違いしているのか知りませんが、高望みが過ぎることを自覚すべきです。それとも周囲の意見に耳を貸すことができないほど、自身の存在を大きく認識しているのでしょうか。

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秋田・鹿角の山林でクマによる死亡事故が相次ぐ

本日、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、タケノコ取りに入山していた78歳の男性がクマに襲われて死亡しているのが確認されました。現場付近では前日にも79歳の男性がクマに襲われて死亡していました。

この時期山菜や根曲竹のタケノコの採取で山に入る人が増えますが、クマにとっても子育ての真っ最中です。クマは本来人を恐れていますが、人と突然遭遇した場合には、子グマを守ろうとして人を襲うことがあり、大変危険です。私はクマには何度も遭っていますが、中でも子供のクマに出会った時が一番緊張しました。幸い親グマが現れることはありませんでしたが、もしかしたら付近で様子をうかがっていたかも知れません。

クマとばったり出会わないために、こちらの存在をそれとなく知らせることが重要です。先のケースの時は登山者の多い登山道でしたが、クマにはクマの都合があったのかも知れません。

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浜松基地は厳戒態勢

浜松基地にF-15Jが7機飛来中と聞いて、早速出かけてきました。浜松基地では土日は基本的に訓練飛行は行わないので、今日のフライトはないかもと思いつつも、もし上がれば儲けものと出かけて来たものの、やはり今日は飛びませんでした。

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格納庫前のエプロンに露天駐機されているF-15J戦闘機。インテイクにはカバーが付いてキャノピーも下りたままです。全機を確認できませんでしたが、写真には6機写っていました。

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そんな中、いつもと同じようにE-767が監視飛行に出かけて行きました。

実は今日の浜松基地は厳戒態勢が敷かれていました。特に車両出入口となっている北門は防弾チョッキを付けた警備隊員が10名近く配置され、その他の閉鎖中の各門にもそれぞれ要員が配置されていました。今まで航空祭で、何度か訪れていますが、こんなに厳重な警備は初めてです。しかも、軽装甲機動車が滑走路脇を警戒すると言う念の入れようです。

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降車して警戒に当たっている隊員たち。上部ハッチの隊員は鉄ヘルメットを装着しているように見え、かなり危機レベルの高い配置と思われました。

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一方そんなピリピリムードとは対極的なのが、こちらのスズメの親子です。思わぬ人出にかなり近くまで近寄ってエサをおねだりしていました。

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ヒバリやケリの姿も見られ、飛ばない飛行機を待つ見物客のつれづれを慰めていました。

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伊勢志摩サミット警護で浜松基地にF-15が前進配備

今月26、27日に三重県志摩市に西側各国の首脳が集まって、伊勢志摩サミットが開かれます。世界の要人たちが一堂に集まる訳ですから、その警備たるや大変なもので、全国から2万3千人の警察官を動員し、周辺の警備に当たります。また、化学テロに備えて周辺の陸上自衛隊の基地には化学防護部隊を配備します。

これに加えて周辺海域には護衛艦やP-3C哨戒機を派遣して不審船に睨みを利かせます。そして各国首脳が利用するセントレア中部国際空港や会場上空の警備のため浜松基地の早期警戒管制機E-767に加えて早期警戒機のE-2Cが空からレーダーで監視します。

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世界に4機しか存在しない貴重な機体のE-767。全機浜松基地に配備され、毎日一日の休みもなく飛び立って我が国の安全を守っています。

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E-767の前に導入された早期警戒機のE-2C。後方はE-767。航空祭には毎回飛来していますが、今回は浜松基地に前進配備され、E-767と分担して会場周辺の警戒・監視に当たります。

そして不審機に対処するのが航空自衛隊のF-15J戦闘機です。小松基地には第6航空団の第303飛行隊と第306飛行隊のF-15J戦闘機の部隊が配備されており、約15分で浜松上空に飛来することができますが、今回は浜松基地に前進配備するため那覇基地から第9航空団の第304飛行隊の機体が飛来しています。

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着陸態勢のF-15J戦闘機。最大速度マッハ2.5で飛行することができ、およそ90Km離れている会場上空には離陸後5分ほどで到着可能です。

会場周辺上空は飛行禁止空域が設定され、厳重に監視されますのでF-15Jの出番はないと思われますが、油断は禁物。サミット終了まで、Eー2C共々浜松基地をベースに空の警護に当たります。

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スズキよ、お前もか

三菱自動車の燃費不正問題が波紋を呼んでいますが、三菱に続いてスズキも不正を行なっていたことが明らかになりました。昨日スズキが国交省に報告し、記者会見を行ない状況を説明しました。

同社の説明は以下の通りです。

①同社の燃費測定を行なう相良テストコースは海からの風の影響を受けやすく安定した走行データーを取りにくい環境であった。

②最近は燃費向上のため車体が軽量化し、風の影響を受けやすくなっており、走行試験を行なって取得したデーターがばらついてしまうことが頻繁に起きるようになった。

③この問題を解消するために、実走行ではなく風洞試験で得た走行抵抗を使って燃費測定を行なった。

④実走行での燃費と不正測定の数値とは5%以内に収まっており、問題はない。

スズキは燃費を良く見せる意図はなく、数字の乖離も小さいので問題はないとしていますが、果たしてそうでしょうか?

問題が起きたのは2010年頃からと言うことですが、当時はどのような状況だったのか調べてみました。軽自動車のシェアは永らくスズキがトップの座を占めていましたが、2007年にダイハツが首位を奪還して以来、2013年までダイハツの首位の座を占め、スズキとダイハツは激しいシェア争いを続けていました。

そのような中で、ダイハツは新しい戦略を打ち出しました。低燃費化路線です。2009年の東京モーターショーに30Km/Lと衝撃的な超低燃費のコンセプトカー「イース」を出品しました。「イース」がどれほど衝撃的だったかと言えば、当時のスズキ車で最高燃費のアルトで24.5Km/Lでしたので、これを5.5Km/L、実に22.4% も上回っていたのです。激しいシェア争いを行なう中で、この数値は致命的です。スズキがこれを超える商品を開発することは当然すぎるほど当然です。

2011年9月にダイハツが燃費30.0Kmのミライースを発売すると、11月にはスズキが燃費30.2kmのアルトエコを発売して対抗しました。その差は実に0.2kmで30Kmの0.67%でしかありません。しかし、例え0.2kmでもライバルを上回ることができたのです。

私は、今回の不正の本質はここにあったのではないかと見ています。スズキ側がことさら数字を小さく見せようとしていますが、ライバルに圧倒的な差を付けられた当時、例え0.67%であってもそれを上回らなければなりませんでした。テストコースの自然環境など後付けの理屈であって、もし本当にそうであるならば、他のコースに振り替えれば済む話で、そうすることはいくらでもできたはずです。

止むを得ない動機からであって、その実害もほとんどないから悪意のある不正ではないと言い張っても、とても額面通りには受け取れません。中日新聞に掲載された以下の社員のコメントが如実に示しています。

他の大手は複数のテストコースから良い気象条件の所を選ぶことができる。勝てる設備と人員を持ったゲームなんて不公平じゃないか」~ 

ちなみにスズキ㈱は資本金1380億円、連結の売上高3兆154億6100万円の世界的な大企業です。

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ピースボートが今年も護衛艦に護衛を依頼

ソマリア沖の海賊対処のため、わが国では海上自衛隊の護衛艦をアデン湾に派遣しており、3月6日からは第24次派遣隊の護衛艦ゆうだち、ゆうぎりの2隻が現地で民間船の護衛任務に当たっています。昨日明らかになったところによると、今月3~4日にかけて護衛艦ゆうぎりがピースボートが運用する貨客船オーシャンドリーム号(排水量35、265トン、定員1、422人)の護衛を行なったとのことです。

ピースボートは海上自衛隊の派遣について反対の立場ですが、実際に船を運行するオーシャンドリーム号の判断で、護衛を要請したものと思われます。ピースボートはこれまでも、2009年、2015年にも護衛を受けた実績があります。

自衛隊の存在や海外派遣について、反対するのは自由ですが、いざ危険を感じたらその自衛隊に護衛を依頼すると言うのは厚顔無恥と言われても仕方ありません。海洋国家である我が国が、自国の船だけでなく危険な海域で安全保障のために警備活動を行なうのは、国際貢献の立場から当然すぎるほど当然の行為です。

ピースボート側はコメントする立場にないとしていますが、いかにも虫の良い、勝手な態度ではないでしょうか。

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護衛艦ゆうぎりと同型艦の護衛艦さわぎりです。

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白内障の告知

老眼が進み、近年細かい文字が見づらくなりました。仕事や運転時には、必要に応じて遠近両用メガネを使用していますが、パソコンの画面を見る時には老眼鏡を使用しています。それでも、どうにも見えにくいので眼鏡を新調しようと眼鏡店に行って検眼したところ、片側の目の視力が矯正できないので、眼科医での受診を促されました。

で、昨日眼科に行ったところ両眼とも白内障と診断され、その場で手術が決定されました。かなり症状は進んでいたようで、何故もっと早く来なかったのかと言われてしまいましたが、症状のひとつとされる眩しさを感じることもなかったため、全く思いが及びませんでした。

手術は一か月後に片側を行ない、次の週に残りの側を行ないます。眼球にメスを入れることに一抹の不安は感じますが、術後は視力の回復が見込めると言うことなので、そう言う結果になれば言うことはありません。まあ、まな板の鯉の心境でその日を待ちたいと思います。

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オリーブの花

オリーブと言えば地中海地方のイメージですが、わが国の庭木人気ランキング1位の木はオリーブだそうです。昨年知人からもらった鉢植えのオリーブを玄関先においていますが、先日花が咲いているのを見つけました。

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ちょっとミカンの花に似ていますが、はるかに小さい花が枝一杯に花開いています。

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枝が細く、ちょっとの風でも揺らいでしまうので、ピンボケ続出で中々アップで撮れませんでした。

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オリーブの木は海外では平和の象徴で国連の旗にもオリーブの葉のデザインが使われています。そのオリーブの小枝を運んだ旧約聖書の記述から、鳩も平和の象徴とされています。

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久し振りの山歩き

GWが終わって、季節は初夏の装いを加速しています。今日は閑人倶楽部の仲間と久しぶりの山歩きに出かけましたが、晴れの予報に反して山の上はガスが立ち込めていました。

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アプローチの途中にある山住神社はガスに包まれていて、より荘厳に見えました。計画では麻布山(あざぶやま、1685m)に行くことになっていましたが、途中の林道が土砂崩れで通行止めとのことで、急遽手前にある常光寺山(じょうこうじさん、1438.5m)に変更となりました。

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ユキザサです。常光寺山には過去何度か登っていますが、この季節は初めてです。登り始めて早々にユキザサに出会いました。

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シロヤシオです。この山域ではアカ、シロのヤシオツツジが見られますが、アカヤシオの方が花期が早く、標高の低いこの山ではシロヤシオが何とか花を付けていてくれました。

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そのシロヤシオも終焉を迎え、登山道を花びらが白く覆っていました。

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マイヅルソウ。地味な花ですが、展望のない単調な登りが続く中、この花を見ると癒されます。

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山頂近くに、ミツバツツジが今が盛りと咲いていてくれました。

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常光寺山はさほど標高はありませんが、登山道沿いに自然林が残されており、静かな山歩きが楽しめます。今日はほとんど陽射しがなかったので、汗をかくこともなく快適に登ることができました。

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下山の途中で見つけたチゴユリ。登る時には気づかずに素通りしてしまったのが、不思議でなりません。

皮肉なもので、車に戻る頃になって陽射しがこぼれるようになりました。不徳の致すところか、最近はどうもお天気に恵まれないようです。

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ありし日の熊本城 その2

今朝のNHKのニュースの中で、破損した熊本城の天守を空撮した向こうに、本丸御殿が映っていました。再建された本丸御殿については、破損の情報は伝えられていませんでしたので、大きな被害は出ていないものと認識していましたが、映像で見る限り屋根瓦に異常は認められませんでした。飯田丸五階櫓と違って、地盤が無事で大きな被害が出なかったのかも知れません。

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その飯田丸五階櫓です。2005年に木造で復元されましたが、小さな城の天守ほどの存在感です。

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飯田丸五階櫓の内部ですが、まさに天守と同様の作りとなっていました。大変堅牢に作られていましたが、石垣が崩れて損傷してしまったのは残念の極みです。

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重文の源之進櫓。ここも石垣の崩落で大破してしまいました。

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熊本城の平櫓についての説明版。クリックすると拡大しますので、説明をご覧ください。

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左から十四間櫓、七間櫓、田子櫓。これらも倒壊してしまいました。

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石垣下から見た源之進櫓(右側)、四間櫓、十四間櫓と櫓群が続いています。

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そして何と言っても櫓と言えば宇土櫓です。高石垣の上にそびえる姿は、戦に備えた櫓の存在を超え、天守に匹敵する偉容です。

日本城郭史上の傑作であり、加藤清正が心血を注いで築き上げた見事な石垣群を誇った熊本城の無残な現状は残念としか言いようがありませんが、多くの英知を結集して必ずかつての姿を取り戻すことを信じたいと思います。

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ありし日の熊本城 その1

一昨日、報道陣に熊本城の内部の取材が許され、改めて惨状が明らかになりましたが、自然による破却と言った有様で、石垣や櫓が徹底的に破壊されていて復興の多難さが思い知らされました。

私は昨年の6月に3回目となる熊本城訪問を果たし、その勇壮な姿を満喫していただけに、現在の姿は残念無念の一言です。熊本城は、これまでも大地震によって大きな被害を受けて来たことが判っており、近年では福島県の白河小峰城が地震による石垣崩壊の被害からの修復作業を行なっていますので、必ず以前の雄姿を取り戻せると信じていますが、昨年撮った写真から、かつての姿を偲んでみたいと思います。

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熊本城のシンボル大天守と小天守。訪問時は曇り空でしたが、陽が射すのを待っての一枚です。

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中央に宇土櫓を入れて。熊本城の天守は明治期まで現存しましたが、残念ながら西南戦争の攻防によって消失してしまいましたが、重文の宇土櫓は焼かれずに残りました。

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重文の不開門。本丸御殿の近くにありますが、何時行っても観光客を見かけない穴場でした。

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石垣もろとも崩壊してしまった東十八間櫓。木々の間に倒壊に巻き込まれた熊本大神宮が映っています。

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同じく倒壊してしまった北十八間櫓、左後方が東十八間櫓です。二つの櫓がそびえる姿は圧巻でした。

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三菱が日産の傘下に

不正燃費問題で苦境に立たされている三菱自動車が、日産の資本を受け入れて傘下に入る方向で検討されていることが明らかになりました。昨夜、急遽明らかになったところによれば、三菱が行なう2000億円の増資で日産が株式を取得、保有割合が30%の筆頭株主となって三菱を傘下に収めると言うものです。両社は今日、取締役会を開き、正式にこの方針を決定する見込みです。

このニュースに接して正直驚きましたが、落ち着いて考えれば大変いいアイディアだと思います。現在の状況では三菱には全く打開策がありません。身から出た錆と言えば、その通りなのですが、下請け企業や社員の苦境は取り除かなければなりません。

一方の日産も、三菱から供給を受けるけ軽自動車の販売比率が全体の3割となっており、このままで販売実績に重大な影響が及ぶことになります。また自社が販売した車両については、日産の責任が問われます。

資本参加によって、「今回の問題は三菱に責任があるが、今後は日産がしっかり目を光らせて安心できる車を提供します」と言う構図が成り立ち、このことによって三菱、日産双方のダメージを軽くなります。また、双方が保有する特許や技術を相互使用することによって、経営資源の節約ができ、商品力を高められます。

パッソやヴィッツと言ったトヨタのようにエントリーカーを持たない日産にとって、三菱からの軽の供給は経営上欠かせない存在になっていました。この問題が表面化したのも、日産が車両開発の基礎データー取得のために燃費測定を行なったことからと言われていますが、その時点でこのシナリオが練られていたとすれば、まさにやっちゃえ日産!の面目躍如です。

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権謀術策が縦横に巡らせられた戦国の世を描いた真田丸のオープニング映像に使われている備中松山城ですが、他意はありません。

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オバマ大統領の広島訪問が決定

伊勢志摩サミットで訪日するオバマ大統領が、その後に広島を訪問することが決定しました。先にケリー国務長官が訪問したことで、訪問は事実上決定したと見られていましたが、国民の反応を見極めた上で、最終的に決定されました。恐らくですが、非公式に日本政府との調整が行われ、当日に出されるであろうコメントに対する日本側のスタンスを確認した上で最終的に判断が下されたものと思います。

原爆投下から71年、オバマ大統領には何の責任もありませんが、空前の爆発力を持つ原爆を都市の上空で炸裂させたことはジュネーブ条約に明確に違反する犯罪行為です。米国は未だに、戦争の早期集結のためと投下を正当化していますが、そうであれば無人の海上や原野に投下して威力を誇示すれば済んだはずです。

わざわざ空襲をせずに破壊を免れた都市を選定し、爆風の威力や殺傷力を「観察」するために行ったことは明白です。米軍は初の原爆投下を周到に行なうため、外観や重量を原爆と同様に設定した模擬爆弾「パンプキン」を製造して実際の空襲に使用し、訓練を積ませました。その上で、何の通告もなしに一般市民の頭上で炸裂させたのです。

もし早期集結が目的であるのなら、その旨の事前通告がなされてしかるべきです。開戦の暗号電報の解読に手間取り、真珠湾攻撃までに間に合わなかったことを今も口にする割には、自分たちの後付け理由を正当化しているのはダブルスタンダードそのものです。

何はともあれ、米国大統領が被爆地広島を訪れると言うことは、それだけで重大な意味を持つことになります。日本の諺に「目は口ほどに物を言い」がありますが、例え何のコメントを発しなくとも、その意義は計り知れないほど大きなものとなる筈です。

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軍事ジャーナリスト神浦元彰氏が死去

軍事ジャーナリストとしてテレビや雑誌で活動していた神浦元彰氏が、5月4日に肝臓がんのため死去しました。享年66歳でした。神浦氏は今年の1月7日のTwitterへの投稿を最後に音信が途絶えていましたが、再び記事を更新することなく逝去されました。

神浦氏は自衛隊工科学校の出身の経歴を生かして、自衛隊内部の情報に通じており、独自の情報を提供していました。時には独善的な観点で、首を傾げたくなる主張もありましたが、特に新しいシステムの兵器については十分な理解ができていなかったように思われました。とは言っても、神浦氏が発信することによってその分野での議論が深まり、結果的にそのことについて国民の理解が進む結果となっていました。

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北朝鮮の暴走が続き、中国の軍拡に歯止めがかからない現在、冷静に物事を判断して論評できるアナリストの存在は大変貴重です。2009年に江畑健介氏が亡くなり、今回また神浦氏が鬼籍に入られたことで、軍事面で幅広く発言できる人材がまた一人失われたことになりました。

謹んでご冥福をお祈り致します。

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通潤橋は落ちなかった

以前にも取り上げましたが、九州地方には石で築かれたアーチ橋が沢山残っています。中でも熊本県上益城郡山都町にある江戸時代末期に作られた通潤橋(1854年完成)は、外観の美しさと休日に行われる橋からの放水によって広く知られています。今回の地震では最大震度6弱の揺れに見舞われ、熊本城の石垣のように損傷しないか心配されていました。

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昨年5月に撮影した通潤橋。谷を越えて農業用水を送るために、地元の名主が私財を投じて建設したものです。

当初の4月14日の地震では無事だったことが確認できましたが、その後16日に更に大きな地震が起き、その後も数限りない地震が続いていましたので、何らかの被害が出たのではないかと心配していましたが、今朝の中日新聞によれば、16日の地震で発生した用水を通す水路管の破損以外は大きな被害は出ていない模様です。

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記事によれば、町文化財保護委員の石山信次郎氏は「江戸時代の石工たちが考えた耐震構造のおかげです。」と見ており、アーチ下部から側面に張り出した「鞘石垣」(さやいしがき)が崩壊を防いだと考えられとしています。通潤橋は大変な難工事が予想され、工事には熊本城の石垣の保守に当たっていた石工が担当したと言われており、熊本城の武者返しに倣った技術が使われていました。

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上部から見た通潤橋。橋の幅に比べて基礎の部分の幅が倍以上になっているのが判ります。

町史によれば、通潤橋の完成から数か月後には推定マグニチュード8以上とされる地震に見舞われましたが、その時も落ちることなく地震に耐え抜きました。ただ単に外観が美しいだけでなく、卓越した技術で築かれていた国の重要文化財の通潤橋は、もっと広く知られて良いのではないでしょうか。

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トランプよ、やれるものならやってみろ

米国の大統領予備選挙も大詰めを迎え、民主党はクリントン氏、共和党はトランプ氏が過半数を制することがほぼ確実になっています。但し、クリントン氏が国務長官の経験を生かして安定した発言をしているのに反し、不動産王と称されるトランプ氏には政策に精通したスタッフが付いていないようで、相変わらず現政権の外交方針とかけ離れた過激な発言を繰り返しています。

例えば、日本や韓国は駐留する米軍の費用を負担していないので、費用を全額負担しなければ、駐留部隊を撤退させると主張しています。我が国の場合、米軍の駐留経費として2015年の実績として、3628億円を支出していますが、そのことについては全く認識していないようです。また、駐留米軍は、米国の安全保障には全く役立っていないとしていますが、北朝鮮がグアムやハワイの基地に対して弾道弾攻撃を行なった場合、軌道上の早期警戒衛星と共に、青森県の車力基地や京都の京丹後基地に設置されたXバンドレーダーがミサイルを探知し、迎撃のための情報を提供することになっていますが、そんなことも御存知ないようです。

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三沢に駐留している米軍のF-16戦闘機です。

またアジア地区担当の第七艦隊の空母の母港が、横須賀に置かれていますが、この基地の使用料も米軍は一切負担していません。また、第七艦隊が派遣されているのは米国の権益を守るために他なりません。

朝鮮有事の際、半島に向けて航空戦力を投射するのは岩国基地の役割で海兵隊のF/A-18やオスプレイが駐留していますが、この費用も日本持ちです。また、アジア最大の空軍基地である嘉手納基地も日本が無料で提供していますが、沖縄の防衛は自衛隊の任務で、嘉手納にはアジアをにらんだ部隊が駐留しています。

我が国は駐留米軍の費用を思いやり予算として、負担し続けて来ましたが、そのことに対して全く評価しないばかりか、恩に着せるような物言いは、わが国に対する侮辱でしかありません。撤退することがどれだけ米国の国益を害するのか、全く理解しない人物がもしも大統領になるのなら、わが国は新たに独自路線を取るだけです。

トランプさん、やれるものならやってみなさい。後で泣き言を言うのはそちらです。

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本日より社会復帰

先月29日からの7連休も昨日で終わり、本日は連休明けの出勤初日でした。自然界のトキの撮影と言う思いもよらない出来事に歓喜し、興奮状態が続いていましたが、にやけた顔を引き締めて久し振りの職場に向かいました。

今年の旅行は天候に恵まれませんでしたが、それでも最終日は素晴らしい晴天となり、新緑の風景を堪能することができました。今年の場合は桜の開花が例年よりもかなり早かったので、桜こそ楽しめませんでしたが、それでも冬が去って新緑に覆われた山野や美しい花々がそこかしこに咲き乱れて、黄金週間の名にふさわしい情景を楽しむ時間を持てました。

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今年は熊本大地震があり、GWどころではなかった人が多数いたと思いますが、復興に向けてはこれからが正念場です。自衛隊も緊急に派遣された部隊の撤収が続いていますが、一方で新たな部隊が熊本に向けて出発いています。我々も一体感を持って支援に協力したいと思います。

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心機一転、また新たな日々が始まります。

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浦項キャプテン、キム・グアンミンはサッカーやる資格なし

韓国国民の唯我独尊的態度には、これまでも首を傾げたくなることが多々ありましたが、これは完全にアウトです。

昨日、埼玉スタジアムで行われたアジア・チャンピオンリーグの1次リーグ戦の浦和対浦項の試合で、キム・グアンミン選手が最低の行為を行ないました。試合は1対0で浦和が勝利しましたが、何とキム・グアンミン選手が自身が巻いていたテーピングをグラウンドに投げ捨てたのです。これだけでも許せない行為ですが、これを見とがめた浦和の西川選手が拾ってキム・グアンミン選手に渡したところ、再びこれをグラウンドに投げ捨てたと言うことです。

言うまでもなく、スポーツ選手にとってグラウンドは全力でパフォーマンスを競う神聖な場所です。その神聖な場所に対し、あろうことか二度までも侮辱的な行為を行なったキム・グアンミン選手はスポーツマンとして最低の人間です。しかもそのことを咎めた浦和の選手に対して、暴力的な振る舞いに及ぼうとし、自らの行為を正当化しようとする態度は、人として最低としか言いようがありません。

このような暴挙に対し、審判は何の処置も下さず、日本サッカー協会もアクションを起こしていませんが、スポーツマンシップに反する行為で、このような野蛮な振る舞いを許していては、再発するのは必至です。韓国人選手については、過去にも日本人選手に対してサルのマネをして侮辱して見せたり、グラウンド上で政治的主張をアピールするなどスポーツとかけ離れた行為をして平然としています。今回再びこのような幼稚で浅はかな行為を行なって反省の色さえ見せないのは彼らがいかに未熟化と言う裏返しですが、スポーツには相応のルールがあることを知らしめる必要があるのではないでしょうか。

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無事帰宅

5泊6日の旅を終え、昼過ぎに自宅に帰着しました。明け方まで雨が残っていましたが、みるみるうちに回復し、新緑の山道を快走して帰りの道中を楽しみました。

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様々な木々が芽吹き、針葉樹との対比が大変鮮やかで、日本の自然の多様性の素晴らしさを改めて感じました。

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我々日本人は古くから自然と調和し、その恩恵を受けながら暮らして来ましたが、先日のような大災害を見るにつけ、自然を恐れ敬うことの大切さについて考えさせられました。

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西洋の庭園のような華やかさはありませんが、四季折々の植物を取り入れた庭造りは、自然との協調を重んじる和の精神そのものではないでしょうか。

今日、物質的には以前に比べて遥かに豊かになりましたが、では精神的にも豊かになったかと言えば、残念ながら素直に肯定ができません。我々は何処へ向かおうとしているのか、そんなことを考えさられた今回の旅でした。

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ついに渋滞にはまった

今日は朝一番で新発田市に向かいました。新発田市には日本百名城の一つ、新発田城があります。これまで新潟方面には何回も行っているのですが、いつも先を急いでパスしていたので、今回初めて訪問することになりました。

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復元された新発田城本丸の御三階櫓。実は新発田城本丸の大半は陸上自衛隊の駐屯地となっており、この櫓も自衛隊の敷地内にあるため、立ち入ることは許されていません。私は自衛隊の存在を認める立場ですが、上越高田城などと同様自衛隊の基地となってしまっていることには反対の立場です。

明治期には政府軍として反政府勢力へ睨みを利かす役割がありましたが、駿府城や山形城など多くの基地は終戦後に撤去されていますので、適当な場所に移転すべきと思います。


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国重文の二重櫓。かつては二の丸にあった鉄砲櫓隅櫓でしたが、鉄砲櫓のあった現在の場所に移築されました。石垣下の水面に、最後の桜の花びらが浮かんでいたのが印象的でした。

新発田城を後にして北陸道を西に向かいましたが、途中災害派遣の標識を付けた自衛隊車両が数十台北に向かって走行して行きました。熊本での任務を終えて帰任の途中と思いますが、世間がGWに浮かれている中、本当にご苦労様でした。

さて上越JCTで上越道に入ろうかというところで、渋滞に捉まってしまいました。上越道は一部一車選の所があり、合流で渋滞となるようですが、妙高高原を過ぎるまで断続的に完全に停止してしまい、1時間半ほど余分にかかってしまいました。

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次の訪問地は小布施です。新潟方面には、へぎ蕎麦の有名店がいくつかありますが、私の予定と営業時間が上手くかみ合わなかったので、以前から寄ってみたいと思っていた店に行って来ました。小布施も大変な賑わいで、以前お盆に寄った時よりも断然多い人波で、町営の駐車場も一番外れの駐車場に回るほどでした。

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駐車場に戻る途中、歩道脇にスズランを見つけました。おそらく園芸種だと思いますが、早くも初夏の訪れを思わせるスズランの花に季節の移ろいを感じました。

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タイムスリップの街へ

佐渡三日目は宿根木(しゅくねぎ)の集落に行って来ました。宿根木は江戸時代に千石船の寄港地として栄え、今も当時の面影をそのまま残した街並みが残っています。

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伝統的な家並がびっしりと軒を連ねて独特の風景となっています。午前8時過ぎなのにほとんど観光客の姿はなく、ゆっくりと撮影することができました。

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かつての郵便局。伝統的な家並の中にひときわ目立つ存在です。狭い路地なので撮影に苦労しました。

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博物館になっている旧小学校。木造の校舎には何故か郷愁を感じて、いつもカメラを向けてしまいます。

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千石船博物館に展示されている実物大の復元船。当時の図面を元に同じ寸法で建造されいます。帆柱は取り外せる構造になっていたことを初めて知りました。

昼過ぎの便で新潟に戻りました。天気は相変わらずどんよりした空模様で、遠望が利かないのが残念でしたが、行きの時のような大きなうねりは無く、船体が揺れることはありませんでした。新潟に着くと直ぐにフェリーから追い出され、佐渡のゆったりとした空間から、いきなり大都会の雑踏に直面して戸惑いを感じてしまいました。

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トキが撮れました

今朝は夜来の雨が残り、すっきりしない天気でした。当初の予定はドンデン山周辺のトレッキングでしたが、雲が低く展望は望めないだろうと思い、逆に天気が良くないので採餌中のトキに出会えるかもと、昨日の現場に向かうことにしました。

第一候補地点は見事に空振り、他の水鳥もいません。仕方がなく第二候補地点に向かう途中、いるならこんな所かなぁと思った草地になんとトキがいるではありませんか。直ぐに車を止め、窓ガラス越しに何枚か撮影し、様子を見ましたが、どうやら採餌に夢中で私の存在に気付いていない模様です。

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ちょうど獲物を捕らえた瞬間です。形からカエルではないかと思われます。

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トリミング画像。飛んでいる時はあまり人間を意識していないように見えますが、地上では大変神経質と聞いていましたので、まさか飛び込みで行ってこのような写真が撮れるとは思いませんでした。なにより、トキを驚かせることなく撮れたことが一番うれしく思いました。

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おまけです。昨日、トキを探している最中に見かけました。タヌキはトキの天敵だそうですが、逆に言えばタヌキがいるようなロケーションにトキがいるのかも知れません。

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