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2016年5月 7日 (土)

トランプよ、やれるものならやってみろ

米国の大統領予備選挙も大詰めを迎え、民主党はクリントン氏、共和党はトランプ氏が過半数を制することがほぼ確実になっています。但し、クリントン氏が国務長官の経験を生かして安定した発言をしているのに反し、不動産王と称されるトランプ氏には政策に精通したスタッフが付いていないようで、相変わらず現政権の外交方針とかけ離れた過激な発言を繰り返しています。

例えば、日本や韓国は駐留する米軍の費用を負担していないので、費用を全額負担しなければ、駐留部隊を撤退させると主張しています。我が国の場合、米軍の駐留経費として2015年の実績として、3628億円を支出していますが、そのことについては全く認識していないようです。また、駐留米軍は、米国の安全保障には全く役立っていないとしていますが、北朝鮮がグアムやハワイの基地に対して弾道弾攻撃を行なった場合、軌道上の早期警戒衛星と共に、青森県の車力基地や京都の京丹後基地に設置されたXバンドレーダーがミサイルを探知し、迎撃のための情報を提供することになっていますが、そんなことも御存知ないようです。

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三沢に駐留している米軍のF-16戦闘機です。

またアジア地区担当の第七艦隊の空母の母港が、横須賀に置かれていますが、この基地の使用料も米軍は一切負担していません。また、第七艦隊が派遣されているのは米国の権益を守るために他なりません。

朝鮮有事の際、半島に向けて航空戦力を投射するのは岩国基地の役割で海兵隊のF/A-18やオスプレイが駐留していますが、この費用も日本持ちです。また、アジア最大の空軍基地である嘉手納基地も日本が無料で提供していますが、沖縄の防衛は自衛隊の任務で、嘉手納にはアジアをにらんだ部隊が駐留しています。

我が国は駐留米軍の費用を思いやり予算として、負担し続けて来ましたが、そのことに対して全く評価しないばかりか、恩に着せるような物言いは、わが国に対する侮辱でしかありません。撤退することがどれだけ米国の国益を害するのか、全く理解しない人物がもしも大統領になるのなら、わが国は新たに独自路線を取るだけです。

トランプさん、やれるものならやってみなさい。後で泣き言を言うのはそちらです。

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