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2016年6月 1日 (水)

航空界の出来事あれこれ

昨日は名古屋空港でMRJの飛行試験2号機が初飛行しましたが、今後順次5号機まで試験機を飛ばし、今夏には4機を米国に派遣して耐空証明獲得のための試験飛行を行うことになっています。2号機が無事飛行したことで、開発が順調に進んでいることが裏付けられ、量産機の引き渡しスケジュールが順調に推移しているようで何よりです。

一方で事故、トラブルも相次いで発生しています。国交省が31日発表したところによれば、5月27日高度約5000メートルを飛行していた羽田発高知行きの全日空561便(ボーイング737―800型機)で、客室内の気圧が異常低下するトラブルがあり、乗客の女性1人が鼓膜が破れる軽傷を負ったと言うことです。

航空機が高空を飛行すると、機内の空気が薄くなって気圧が低くなります。これを防ぐため、機体の気密を保ち、機内の気圧を高くするように空調機を作動させますが、機器の故障により、気圧が低い状態となって事故が起きたようです。

また、防衛省が30日に発表したところによれば、南米ギアナからアリアンロケットで打ち上げ予定だった、軍事通信衛星「Xバンド防衛通信衛星」が輸送中に損傷したおそれがあり、延期の可能性があると言うことです。通信衛星は民間機でギアナまで輸送されましたが、到着後にコンテナに45センチのくぼみが二か所見つかりました。衛星本体に破損がないか調査が必要になり、仮に異常が見つかれば当初7月13日だった打ち上げが延期される可能性があります。

この事故も気圧のいたずらによって起きたものと思われます。貨物室は通常与圧されないため、高空を飛行した際に周囲の気圧と同等にコンテナ内の気圧が下がったところ、着陸して再び周囲の気圧が1気圧に戻ったことからコンテナの内外で気圧差が生じてへこみが発生したものと考えられます。

航空機は二重、三重の安全策が取られていますが、それでも尚、事故は起きます。MRJも慎重の上にも慎重を重ねて無事故を貫いてほしいと思います。

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