米国で史上悪の銃撃事件
米国で、またしても銃の乱射による大量殺人事件が発生しました。事件は現地時間12日の午前2時頃、フロリダ州オーランドのナイトクラブに男が押し入り、銃を乱射して50名が死亡、53名が負傷すると言う米国犯罪史上最悪の銃撃事件となりました。
射殺されたオマル・マーティン容疑者(29歳)は警官によって現場で射殺されましたが、拳銃とAR-15アサルトライフルを所持していたと言うことです。AR-15は米軍が使用しているM-16自動小銃の民間用で、、引き金を引くアクションだけで弾丸を連続発射できる自動小銃です。フルオート機構が省かれていますが、その他の性能はM-16と同様となっており、高い殺傷力を持っています。
何故一般市民がこのような銃器を簡単に所持できるのか、日本人の感覚からは全く理解できませんが、またしても銃を持つ権利によって多くの人命が奪われる事件が起きてしまったのが残念でなりません。
先進国で、銃を自由に所持携帯できるのは米国のみであり、その理由が護身のためというのが銃犯罪大国である米国の実態です。米国は長らく世界の警察官を自負してきましたが、自国内で銃を必要としない治安を達成することの方を実現することが先決です。今回の事件が最後の乱射事件になって欲しいものですが、残念ながら有効な手立ては見えていないようです。
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