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2016年7月 1日 (金)

C-2輸送機量産初号機が納入

防衛省が開発していた次期輸送機C-2の量産初号機が昨日、製造メーカーの川崎重工から防衛省に納入されました。この機体(機体番号68-1203)は2012年に製造が開始されましたが、途中2014年に試作機の強度試験で機体後部のフレーム強度の不足が判明し、設計変更や機体の改造が必要になったことから完成が予定より大幅に遅れていました。それでも今年の5月17日に初飛行を迎え、この日の引き渡しとなりました。

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飛行試験機の201号機、空自岐阜基地にて。 正式な機体番号は08-1201です。最初の1桁が受領年で201号機は2010年なので0となります。2桁目が登録順位でC-2は全て8となります。3桁目が機種区分で輸送機は1となります。4~6桁が通し番号で201号機が文字通りの1番機です。

一般の貨物機は、旅客機の座席を取り払った機体を使って簡単に製造することが可能ですが、軍用の輸送機は大型の車両など貨物機とは問題にならない大きさの断面積と床強度、車両を搭載するための後部ランプドアなどが必須であるため、新たに設計した機体が必要です。

C-2は2010年1月に初飛行していますが、量産移行に6年以上かかったことになり、一部で失敗作と言われたこともありました。しかし、C-2よりも先に開発に着手し、2009年12月に初飛行したエアバスのA-400M輸送機が、プロペラのギアボックスに深刻なトラブルを抱え、当面解決の道筋が付いていないことを見れば、C-2は立派に巣立ったと見てよいのではないでしょうか。

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C-2はC-1の2倍の搭載量を積んでおよそ1.4倍の890km/hの速度で3倍の距離を飛ぶことができ、増大している海外展開への任務での活躍が期待されています。

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現有のC-1輸送機。輸送機らしからぬ軽快な機動飛行をすることができ、離着陸時の攻撃回避を可能としています。

C-2は今年度中にもう2機、2017年度に2機、2018年度に3機が納入される予定となっており、将来的にC-1輸送機の31機を上回る機数が製造されるのではないかと予想されています。

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