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2016年7月 7日 (木)

各党の改憲論

昨日は時間がなかったので、与野党の憲法改正に対する姿勢について触れることができませんでした。主要政党について、改めてその主張を比較してみたいと思います。

自民党: 選挙公約をまとめた全14ページのPDFの一番最後に憲法についての
      記載がありますが、積極的にアピールする姿勢はうかがえません。
      主張の要旨は以下の通りです。

・国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の3つの基本原理は堅持しつつ、憲法改正を目指す。

公明党: 政策集の冒頭の重点政策に「憲法改正」として取り上げられています。

国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の3原則を守り、必要であれば条項を追加する。

・9条については条項の追加で済み、改正は必要ない。

民進党: 公約集である国民との約束の中で最初に触れられていますが、
      具体的な言及は政策の9、10番目とかなり下位で述べられて
      います。主張の要旨は
以下の通りです。

・憲法9条の改正に反対する。

・国民主権・基本的人権の尊重・平和主義を堅持し、「新しい人権」「統治機構改革」などに対応した未来志向の憲法を構想する。

共産党: 公約の冒頭で触れられています。主張の要旨は以下の通りです。

・日本国憲法の前文を含む、全条項を守り、平和的民主的条項の完全実施を進める。

・憲法改正に反対する。

と、まあ、こんな具合です。憲法改正を党の基本政策に掲げている自民党が、まるで地雷のように政策の一番最後に潜り込ませているのは姑息と言われても仕方ありません。

民進党も同様に政策順位の9、10番目と後の方で述べられています。憲法9条の改正には反対していますが、それ以外の条項では改憲を目指すかのような主張をしています。ただし、具体的にどうしたいのかについての言及がなく、抽象論の域を出ていません。

公明党は条項の追加による改憲は容認する立場です。

共産党は現行憲法堅持の姿勢を貫いていますが、憲法9条に関連する自衛隊については違憲としながらも、その存在を認めています。現行憲法では戦力不保持を謳っていますが、世界有数の装備を持つ武装集団である自衛隊の存在を合法とするのなら、憲法の形骸化を自ら認めているように感じられます。

諸外国を見た場合、フランスが戦後27回、ドイツが57回、イタリアが15回など結構な回数で憲法改正をしています。我が国が、憲法制定来1度も改憲をしていないのは、やはり異常なような気がします。

P6300006r162

ニャンコも選挙の結果に注目しているかも?      

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