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2016年7月12日 (火)

ちょっと時間がかかり過ぎ

各国国連PKO部隊が駐留している南スーダンで、大統領派の部隊と副大統領派の部隊が銃撃戦を繰り広げ、双方に150人ほどの死者が発生しています。巻き添えで中国軍の装甲車にも砲弾が命中し、不発弾であったにもかかわらず兵士2名が死亡しました。

南スーダンには陸上自衛隊のPKO部隊の他、JICA関係者47人が駐在しており、今のところ差し迫った危険はないものの、万一の事態に備えて政府は、航空自衛隊のC-130H輸送機3機を昨夜派遣しました。当面は海上自衛隊の基地があるジブチで現地の情勢を見極める予定ですが、C-130Hは航続距離が4000Kmと短く、また速度も550Km/hと遅いため途中で給油を繰り返しながらの飛行となるため、ジブチ到着は14日になる見込みです。

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空自小牧基地に配備されているC-130H輸送機です。

幸い両派は停戦に合意したため、直ぐに戦火が拡大して邦人に危険が迫る状況ではないようですが、安全のためには早期の到着が望まれます。首都にあるジュバ国際空港は、今のところ平穏のようですが、空港への移動の際に銃撃される可能性が考えられることから公表はされていませんが、C-130Hにはこのような事態に備えて導入した武装防護車が積載されているものと思われます。

先日バングラデシュに派遣された政府専用機のB-747やKC-767空中給油・輸送機であれば無給油で飛べる訳ですから、わざわざC-130H輸送機を派遣したのはそのような事情によるものと思われます。

ただ、内輪の事情はそうであっても、事態が流動的である以上、到着に何日もかかるのは問題です。準備が間に合わなかったのかも知れませんが、先日量産機が納入されたC-2輸送機を派遣しても良かったのではないかと思います。

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航続距離が6500KmとC-130H輸送機の1.6倍の距離を一気に飛べるC-2輸送機。

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