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2016年8月 2日 (火)

中国海軍艦上戦闘機J-15が墜落死亡事故

中国がロシアのSu-33艦上戦闘機をコピーして開発したJ-15艦上戦闘機が、4月27日に墜落事故を起こしパイロットが死亡していたと、1日に中国各紙が報じたと伝えられています。実は先月27日にもこの事故のことが記事になりましたが、その時は空母「遼寧」に着艦した際の事故とされていました。

今回伝えられたのは、空母の甲板を模した陸上の基地への着陸しようとした際に、電子制御システムが異常動作をして急な機首上げをして墜落、パイロットは座席ごと脱出したものの地上に落下して致命傷を負ったとのことですが、中国政府は事故を公式に認めていません。

J-15に関しては、中国製エンジンの信頼性が低く、本家ロシア製のエンジンを搭載しているとされていましたが、エンジントラブルでなく、中国で開発されたフライ・バイ・ワイヤのエラーによって墜落したのであれば、開発段階で十分な検証作業を行っていなかった可能性があります。

また、パイロットが座席射出装置によって脱出しながら生還できなかったことは、中国のこの種の分野が他国に比べて遅れている可能性があります。西側諸国の場合は、高度0、速度0の状態から射出してもパラシュートが開く仕様となっていますが、今回の事故では機体の角度によって十分な射出高度が確保できなかったのかも知れません。

いずれにしても中国政府が事故を認め、公式な事故報告書を公表しない限り、国を挙げて取り組んでいる国産リージョナル旅客機ARJ21についての信頼性への疑問が払拭されることはないでしょう。

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