中国の邪心
人間はよこしまなもので、自身がそうであれば他人も同じ考えだろうと思うものです。例えば道端に空き缶が捨ててあれば、この人が捨てたのだから自分だって許されると考えがちです。
中国はアフリカに多額のODA援助をし、友好関係を背景に多くの地下資源を独占的に手にする権利を獲得しました。そして不思議なことにこれらの国々は、中国の外交方針に対して賛同を表明していました。南シナ海をめぐる仲裁裁判所の決定を中国は「紙くず」と強弁して自国の立場を強弁しましたが、これらの多くの国が中国を支持しました。
8月27日~28日にケニアで第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が開かれ、日本は安倍首相が、アフリカ諸国に対し2018年までの3年で官民総額300億ドル(約3兆円)を投資する意向を表明しました。
ところがこれに対し、中国から思わぬ非難の言葉が浴びせられました。以下29日付の時事通信の記事からの引用です。
【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は29日、ケニアで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)首脳会議に関し、「日本はアフリカ各国に自らの考えを強要し、私利を追求して、中国とアフリカの間にもめごとを起こさせようとした」と批判した。
華副局長は、TICAD首脳会議の事前調整で日本が国連安保理改革や海洋安全保障問題に重点を置こうとしたため、「アフリカの強烈な不満を招いた」と主張。「アフリカ各国はアジアの問題をアフリカに持ち込むことに強く反対した」と語り、日本が東・南シナ海問題を提起したと示唆した。
思わず絶句してしまう発言です。そっくりそのまま中国にオウム返ししたくなってしまいます。経済援助を武器に、経済基盤の弱いアフリカ諸国を食い物にしてきたのは、アフリカ各国に自らの考えを強要し、私利を追求してきた中国です。善隣友好外交を標榜してきた国の醜い真の姿を自ら暴露したお粗末極まりないコメントです。
ハスの花を見ていると、自身の邪な心が洗われるような気になるのはどうしてでしょうか。
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