中国による笑い話
中国は、自らを大国として周辺国に対し傍若無人の振る舞いをしています。先に習近平主席が英国を訪問した際は、自身への権威づけにエリザベス女王との面会を要求し、女王のひんしゅくを買っています。海洋権益においても貪欲に領土を拡張しており、法的に何の根拠も九段線なるものを主張して、貴重なサンゴ礁を埋め立て、勝手に人工島を造成して領海を主張しています。
国連海洋法条約では人工的に造成された陸地は島とは認められておらず、従って領土とはなり得ないのですが、それでも強引に南シナ海を中国の内海としようとしているのは力による海洋権益の収奪以外の何物でもありません。そんな中国から強烈な笑い話が届いたようです。以下産経新聞Web版からの引用です。
米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について、5日付の中国人民解放軍の機関紙、解放軍報は「自己の安全のために他国の安全を害する横暴かつ身勝手な行為」だと批判する論評を掲載した。
論評は、米韓による配備は「中露の戦略的能力に対する抑止」を狙ったもので「時代遅れの冷戦思考」に基づいていると強調。韓国が米国に付き従うことで、朝鮮半島情勢の緊張は高まると主張している。
中国は、先日の北朝鮮による国連決議違反の弾道ミサイルの発射について、安保理事会での非難決議について反対の立場を取っていますが、その理由は韓国へのTHAAD配備に反発したからと、まるで幼児並みの理屈です。中国自身が「防衛用」として多数の核弾頭と弾道ミサイルを保有していますが、これによって他国の安全を脅かしていることを考えれば、出来の悪いジョーク以外の何物でもありません。寝言は寝てから言うものです。
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