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2016年9月 1日 (木)

水陸両用車を災害派遣に

今年は太平洋高気圧が西に張り出した影響で、東北地方から北海道にかけて再三台風が上陸し、各地に大雨による被害をもたらしました。中でも初の東北地方上陸となった台風10号の被害は大きく、岩手県では出水でグループホームに取り残された高齢者9名が遺体で発見されるなどの被害が続出、北海道でも連日の大雨で各地で堤防が決壊し、多くの住宅が浸水したり流される被害が発生し、多くの住民が孤立しました。

孤立した住民は消防や自衛隊がヘリコプターやボートなどで救出しましたが、岩手県の水害では水位があまりに高く、出水時には手の施しようがなかったようです。今回の台風の接近では、気象庁があらかじめ過去に例を見ない大雨が予想されることを警告していましたが、あまりの豪雨に非難が追い付かなかったようです。

特に高齢者の場合には自力で移動することが困難なケースが多くありますが、乗用車では水位がバンパーの高さになったら走行は危険です。そこで、このような時に水陸両用車があれば非難や救助に威力を発揮するのではないかと考えます。

特に自衛隊が保有を進めているAAV-7は装軌式(キャタピラー)の車両で、海上を浮航する能力があるので、一般車両が通行できない浸水区域でも安全に駆けつけることが可能です。AAV-7は乗員以外に25名または貨物4.5トンを運ぶ能力があり、平成27年度予算で30両、28年度で11両が発注されていますが、現在は試験導入した車両しかありません。量産配備用の車両がそろってからの話になりますが、大雨による被害が予想される場合には事前に該当地域周辺に派遣することを考えても良いのではないかと思います。

Aav7

海から海岸に上陸したAAV-7水陸両用車。 防衛省の資料より。

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