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2016年9月13日 (火)

務台政務官の非常識

内閣府の務台政務官が台風10号で大きな被害を受けた岩手県を視察した際、現場の水たまりを越すことができず同行の職員に背負われて渡ったことが大きな批判を浴びています。

野党ばかりか身内からも批判が相次ぎ、菅官房長官は「政府調査団の団長だから被災地に長靴を用意していくのは当然だ。被災地や被災者の心情への配慮に欠けた行為だった」と指摘しました。

務台氏は水害被災地への政府調査団の団長として現地に赴いたのに、スーツ着用時の革靴を履いていました。このような時、服装としては防災服を着用するのが一般的ですが、現地で被災の詳細を見ようと思えばそれなりの足ごしらえをするのが当然です。民進党からの批判に対し、熊本地震の視察に訪れた岡田代表や枝野幹事長も革靴だったとの逆批判もありますが、熊本の場合は水害被災地ではありません。

では務台氏とはどのような人物かと、同氏のHPを覗いてみると、

・自民党 災害対策特別委員長 事務局長 (現職)

・衆議院 災害対策特別委員会 理事 (現職)

・自然災害から国民を守る国会議員の会 幹事 (現職)

・総務省消防庁 防災課長    (平成12年)

以上自身のプロフィールから

と防災畑は得意分野の筈です。更に防災課長時代には水害の視察も行っていました。当然被災地の実情はわかっているはずです。

Photo_2

務台氏のHPより転載、足元は映っていませんが、まさか革靴ではなかったと思います。

務台氏は、先月の内閣改造で内閣府の政務官に登用されましたが、ちょっと勘違いをしてしまったようです。あなたの仕事は形だけの視察に行くことではなく、現地の深刻な被害を確認し、視察の結果を報告して復興を推進することですが、被災者に寄り添わなくては何も始まりません。

庶民宰相として人気の高かった田中角栄氏は、選挙の際背広に革靴のまま田んぼに入って農民と握手をして回り、民心をつかんだと言われています。視察よりも、自分の足元が汚れるのを気にしているようでは大事は務まりません。

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コメント

開いた口が塞がらない愚行ですね。
呆れて言葉もありません。

投稿: zero | 2016年9月13日 (火) 09時15分

zeroさん、コメントありがとうございます。

何故国会議員が被災地に視察に行くかと言えば、支援のための本気度を被災地に見せるためです。単に被害の把握であれば、陳情や担当者の派遣で済むわけです。

その大切な役割を国会議員意識丸出しで、ぶち壊してしまっては政府も怒り心頭と思いますが、このような時、天皇陛下や皇太子夫妻が床に膝まづいたり、相手の目線まで姿勢を低くして被災者に話しかけている姿勢を見習って欲しいものです。

投稿: 雨辰 | 2016年9月13日 (火) 10時27分

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