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2016年9月16日 (金)

ボーイングが満を持して次期練習機T-Xを提案

米国空軍・海軍はパイロット養成の超音速高等練習機としてT-38を運用していますが、配備から55年を経ていることから、新たな練習機の採用を検討しています。これまで、

ロッキード・マーチンが    T-50

ジェネラル・ダイナミクスが  M346マスター

ノースロップが          T-100

を候補として提案していましたが、13日、世界最大の航空・宇宙機器製造メーカーのボーイングがスェーデンのサーブと組んで単発機の「T-X」を提案しました。ボーイングは双発の艦上戦闘機のF/A-18E/F を、サーブは単発のグリペンEを製造しています。グリペンは小型の機体ながら短距離での離発着が可能で、定期整備までの間隔が長く、ライフサイクルコストを抑えた設計が評価されています。

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公開された「T-X」の外観。ボーイングの資料より。

「T-X」は単発機ながら、垂直尾翼が2枚の双尾翼機となっており、スーパーホーネットの面影が感じられます。もちろんイメージ向上を狙った訳ではなく、旋回性能などの操縦性の向上が目的です。今後配備が進む予定のF-35も単発双尾翼機なので、操縦特性は似ているのかも知れません。

詳細は不明ですが、搭載エンジンはT-50と同じGEのF404のようなので、同じく超音速飛行が可能となります。T-50以外は全て亜音速機なので、T-38と同様に超音速飛行が可能と言うのは大きなアドバンテージになりそうです。練習機と言えども少し手を加えれば軽攻撃機へ転用が可能で、T-38はF-5戦闘機として多数が輸出されました。双尾翼を採用したことから機内容積が大きく、軽攻撃機に転用した際の発展性が確保されていると言えるでしょう。

空自が運用しているT-4練習機の後継機について、国産の新型機を期待する向きもありますが、「T-X」は我が国の次期練習機の動向にも大きな影響を与えるのではないかと思われます。

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